時間のかかる読書人 "スクールカウンセラーは何を見..." 2026年5月1日

スクールカウンセラーは何を見ているのか
脱錯覚を促すための基本方針 幅広い状態像を呈する脱錯覚の未熟さですが、支援の大枠となる基本方針は「現実を歪めずに伝えつつ、苦しさを支える」です。これは脱錯覚を成熟させる過程そのものですが、いま現在の子どもの環境でこれが実践できるように頭をひねることが支援になります。 脱錯覚の未熟さにアプローチする場合、子どもが現実に触れることが第一歩です。現実に触れることがないと、子どもは「未熟さに直面したときの不穏感情」誰かと共有して支えてもらうこともできなくなります。 なので、子どもが現実から離れようとするとき、「無理しなくていいよ」と不穏感情が生じないように現実を遠ざけるような対応ばかりではなく、子どもの気持ちに理解を向けつつも、可能な限り現実に入っていけるように「ごちゃごちゃとやり取りを続ける」ことが大切です。脱錯覚の文脈で生じている不登校であれば、学校に行かないことをすんなりと認めるだけでなく、「行かないことで、あなた自身が自分を責めないか心配だ」などと伝え、子どもを支えつつも、学校という現実から離れすぎないようにすることが大切になります(もちろん、無理やり行かせるという話ではありません)。
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