705 "レテの汀" 2026年4月30日

705
705
@naschoko
2026年4月30日
レテの汀
レテの汀
雛倉さりえ
物心つく前に起こした出来事により罪の意識を抱えて生きる主人公が、甥とともに母の故郷である与那国島へ旅をする。 一度起こってしまったことは決してなかったことにはならず、償うこともできない。 真に赦されることがないのなら、人はどのように生きるべきなのか。 救いもなく、解決も存在しない。何も変わらなくても傷と一緒に生きていくという主人公の選択に仄かな光を感じる。 静かであたたかな物語だった。
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