まろ "悲しみは羽根をまとって" 2026年5月2日

まろ
まろ
@maro
2026年5月2日
悲しみは羽根をまとって
悲しみは羽根をまとって
マックス・ポーター,
桑原洋子
妻を亡くし悲しみに暮れる一家の元に奇妙な喋るカラスが現れ「おまえがおれをいらなくなるまでここにいる」と言う。絶望の淵にいた彼らが、少し前を向くまでの物語。…と言ったらそういう話なんだけど、よくあるハートフルストーリー的な「いい話」っぽさはなく、極めて詩的、哲学的で、読み手によって解釈や感想が分かれそうな本。 これ翻訳するの大変だっただろうな。 カラスは彼を慰める訳でもないし、息子たちは息子たちで悲しんでいて、でも一緒にいる。その距離感、温度感がとても好みだった。いい話っぽくないところが逆に救われる気持ちになる。
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