よふかし@暇人 "コンビニ人間" 2026年4月30日

コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香
白羽はいけ好かないという感情を抱く人が多い人物だと思うけど、言ってることはそこまで間違ってないんじゃないかなって思っちゃった 普通の人間は普通じゃない人間を裁判するのが趣味って台詞とかはほんとにその通りかもってドキッとしたし、 裁判している感覚はないけど、無意識に自分の普通と違うものの善し悪しを考えて、押し付ける癖が自分にもある心当たりあって、気まずくなったりもしました 古倉が白羽と同棲しているのがコンビニで働いている人たちにバレて、店長や泉さんたちがそのことについてコンビニの業務そっちのけで聞いてきたのに対して、古倉は店長や泉さんから見た自分の存在がコンビニ店員から人間のメスに変わってしまったと言っていたけど、店長からすると1人の女性がコンビニ店員というアイデンティティを持っているだけで、店長たちが白羽との話に興味を示しているのも、1人の女性の最近の恋愛について興味があるだけで、古倉が白羽と同棲したから人間のメスに変わったとは誰も思っていないと思うので、人によって普通が違うことがよくわかる描写だった コンビニ店員というアイデンティティが身に染み付きすぎたせいで就活のためにコンビニのバイトを辞めた後に生活リズムが崩れたり、面接の日に入ったコンビニで自分の大きなアイデンティティを取り戻した気になってコンビニの業務を始めてしまったりしたのかなって考える 解説にもあるように時代は一見多様化しているように見えるけど、むしろ前よりも人と変わらない、「普通」ということを求められている気がした 最後に、この物語がハッピーエンドかバットエンドかは、どの人物に感情移入するかで全然変わって来ると思う
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