
tsubaki_fuyunohana
@tsubaki_2025
2026年5月2日
名探偵のままでいて
小西マサテル
読み終わった
第21回このミス大賞受賞作品。レビー小体型認知症の祖父が安楽椅子探偵役を務めるミステリ連作集。
レビー小体型認知症の症状は、最近観た映画(『喝采』)で少し知っていましたが、今作の中で説明があり、理解が進みました。
幻視型の探偵は他にもいると思いますが、今作はそれがストーリーにも絡む形となっているのがユニークですね。
最初の方はミステリとしとも人物造形としても少し馴染みにくいな…と思いながら読んだのですが、第五章「まぼろしの女」のラストのある人物との会話で目頭が熱くなりました。その人物は役者を職業にしているのですが、さすがのセリフ選び……切なさがいっぱいですが、ロマンティックなシーンで、名シーンですね。
今作はたくさんの名作ミステリが登場します。特に古畑任三郎の「古畑、風邪をひく」と、ミステリではないですがヤングの「たんぽぽ娘」が気になりました。
次作もあるので、早く読まなきゃ。




