

tsubaki_fuyunohana
@tsubaki_2025
- 2026年8月15日
- 2026年8月14日
機龍警察 火宅月村了衛読み終わった機龍警察、初の短編集。 未亡旅団に続き読んだので、由紀谷が主役の話が2編あって嬉しかった。 「済度」では、ライザの前日譚。ライザやっぱりかっこいいね……そしてあの人はやっぱりメフィストフェレスですね…… 「勤行」は笑った。ほんと宮近お疲れ笑。警察庁担当の委員会や主意書、これまで注目したことなかったけど、みてみようかな。 「化生」では、沖津さんのいろいろな顔が見られて大満足。部下への賞賛のセリフ、痺れますな。こんな上司ならどこまでもついていきたい。 短いお話なので、アクションシーンは限られていましたが、いろいろなお話が読めてよかったです。 - 2026年8月13日
外天楼石黒正数読み終わった名作と名高いこちらを拝読PART2。 連作のお手本のような見事な展開。SF、サスペンス、ミステリ、ホラーなどのジャンルを縦横無尽に行き来する凄まじい傑作。 白井智之先生作品に通じる味わいを感じて、自分の中の新しい扉が開く音がしました… - 2026年8月13日
- 2026年8月11日
読み終わったはまっている機龍警察の第4弾。今回は警察官2名が中心のお話。 今回も一気読み。旅のお供に、と思ったけど面白すぎてすぐ読んでしまった。 今回も対比がすごくうまい。二人の女性、二人の母、鬼子母神と菩薩(とは書いてないけど)、憎しみと愛、憎悪と寛容……二つの対比が登場人物達を追い詰めていくのがお見事。 ドラマパートや取り調べパートをしっかり描くも、全然中弛み感がない。うますぎる。 その分ラストのアクションパートがページ数少なめになって、まだ敵が残ってるのに!?となったけど、そこはいきなりドラッグオンモードでスピーディに。それだと物足りない龍機兵メンツのファンにはエクストラステージあり、とサービス精神も満点。少ない文字数なのに華麗で残酷にCQ戦を描くの、すごすぎる……姿が好きなのでとても嬉しかったです…… 新刊も発売されたし、既刊もあとちょっと。次は短編集かな。楽しみ! - 2026年8月8日
水車小屋のネネ 挿絵集北澤平祐,津村記久子読み終わった本編があまりにも素晴らしくて挿絵集も手に取った。 こちらも珠玉。 津村さんが、北澤さんの作品にはっとしたり感動したりしている様子のコメントが、本編を読み終えた我々にご褒美として差し出される。 特に、藤沢先生へのコメントが本当に最高です。 藤沢先生が、いつ、彼女らの人生に関わっていくことを決意したのかが明らかにされて、感無量。 藤沢先生だいすき。 収録された短編もよかった。 彼女ら彼らの人生が、末永く幸せであることを祈る。 - 2026年8月7日
短歌探偵タツヤキノシタ木下龍也,舞城王太郎読み終わった楽しみにしてた舞城さんの新作。 主人公が短歌探偵に変貌する瞬間があざやか。惹きつけられて一気に読んだ。 はっとさせられる場面や言葉が何度もあった。 短歌探偵は誰かを守る存在だ、と確信している主人公の健やかさがまぶしい。 短歌=謎=悲しみは探偵がいるからこそ生まれるのか?という町屋くんからの問いかけにはどきっとする。ミステリの根幹だもんな。 センスと清涼感が駆け抜けるような作品だった。 もっと舞城さんの作品読みたいよー! - 2026年8月2日
- 2026年8月1日
記銘師ディンの事件録 木に殺された男ロバート・ジャクソン・ベネット,桐谷知未読み終わったミステリ+ファンタジー+冒険+SFの楽しみが詰まったバディもの、ハイレベルな謀略ものでした!! めっっっちゃくちゃ楽しく読みました。ラスト、もうページないよ!?というあたりでも容赦なく物語が展開するので、最後までずっと楽しみました。 続編の1日でも早い刊行をお願いします! ストロヴィも再登場して!!(あのシーンでぶっとびました。全然気づいてなかったので) - 2026年7月25日
禁忌の子山口未桜読み終わった大変、大変によかったです。現役の医師の方が書いた小説ということで、読む前はなんとなく手に取りづらさを感じていたのですが(完全に偏見だけが理由)、舞台が出身地に近いということで一気に親しみを感じました。あの辺りの海はあんな感じなんよなぁ…とか、大阪のあのあたりかなぁ、とか思いながら読むので、物語がとても生き生きと伝わってきました。 ミステリの核となる、とある事情も、過度に専門的に描かれ過ぎず、必然性を感じました。作家さんの持つ人間観や倫理観が、少しずつ伝わってくる感じなんですよね。それがとても好ましい。 ラストの展開は、覚悟がいったのではないかと勝手に推測しますが、本当に素晴らしいと思いました。ありきたりな◯◯は強し、みたいな言葉では表現できない、生きた人間の強靭さみたいなものが伝わってきたんですよね……作家さんが、生命と向き合う仕事をされているというだけでなく、そこから得られた哲学が込められているように感じました。 タイトルも見事。読み終えた後に何度も噛み締めたくなりますね。見事。見事としかいえない。 ミステリとしてもホワイダニットの傑作ともいえる作品で、新しいミステリはやはりホワイダニットの傑作が多いんだなぁ、と改めて思いました。 次作も楽しみ! - 2026年7月20日
ふつうの人が小説家として生活していくには津村記久子読み終わった自分にとってものすごく切実なことが書いてある本だった。 途中までは、津村さんの小説家として在るための技術が開陳されており、いつもながら素晴らしいな、自分も取り入れてみよう、という気持ちで頭にメモをしながら読んだ(実際津村さんのアドバイスが一番仕事で役立つ。私は小説家では全くないが)。 ところが、Day4の対談が凄まじい。小説家としてというよりも、生きていくために必要なこと。人の人生がだめにされていく時代について、そこにどう抗うか。「精神的なギャンブル」の話のくだりなどは、ずっと私がなんとなく思ってきたことがより掘り下げられて言葉になっていて、すごくすごく嬉しかったし、生きていくための指針にしたいと思った。 この本は私にとってすごく切実で大切なことがあらわされている本です。出会えて本当によかった。 - 2026年7月20日
夏への扉〔新版〕まめふく,ロバート・A・ハインライン,福島正実読み終わった実は読んでなかった名作のひとつ。 主人公の明るさ、未来への前向きさに思わず涙がこぼれた。未来はきっとよくなってる、未来は明るい、だからずっと自分は夏への扉を探す、というメッセージが畳み掛けられる終盤に何度も涙が滲んだ。 裏切られても人間と技術を信じることをやめなかった主人公と、扉というものはすべからく良い場所へ続いているに違いないという確信を持っているピート、二人(一人と一匹)の存在はSF史に煌めく北極星だ。 訳者の方のあとがきもよかった。 - 2026年7月18日
スタープレイヤー (角川文庫)恒川光太郎読み終わった『夜市』などを読んだことがあった恒川光太郎さんのファンタジー小説。 いわゆる異世界転生ものなのか?と思っているとしょっぱなから予想外の展開。 主人公の、ある意味地に足のついた状況からの成長と物語の展開に、次はどうなるの?次はどうなるの?とページをめくる手が止まらなかった。 続編もすぐ読みたい! - 2026年7月12日
- 2026年7月12日
水車小屋のネネ【毎日文庫】津村記久子読み終わった大切に大切に読んでいたのですが、最後は一気にまとめて。 津村記久子さんは、もともとすごく好きな作家さんです。日本で一番信頼している作家さんでした。 でも今回の小説で、一生信頼する作家さんになりました。 最初の方、姉妹の境遇と、その発端となった家族のことがつらくてつらくて、胃が捻じ切れそうでした。 でも、姉はしっかり前を向いて歩いており、妹はとっても賢くて。 何度か訪れる危機を、二人は周囲の人の良心に見守られながら乗り越えていく。 もうこのあたりからずっと泣いてて、この姉妹を何度も抱きしめたくなってました。 第二話の、聡さんのお話も、本当に胸が苦しくなったけど、もうすでに理佐と律の中にしっかり人々の良心が積もっているのを感じていたので、それが聡さんだけでなく、読者の私も照らしてくれていました。 第二話は、特に名場面が多かったですね…… 第三話、研司くんが高校に合格したところは、声をあげて泣いてしまいました。嬉しくて。藤沢先生から律へつながれたバトンが、また新しく子どもの未来を拓いたわけです。 そりゃ嗚咽も出るってもんです…… 第四話、エピローグも本当に胸にたくさんの気持ちが降り積もりました。 この小説のような良心の連鎖が、この世の中にはほとんど生まれないことを知っています。 でも、連鎖の輪っかが世の中には落ちていて、津村さんはそれをひとつひとつ拾って、磨いて、そっと繋いでくれたのではないかなと思っています。 それは尋常ではないことだと、思います。 この小説があってよかった。読めてよかった。 最後に一つ。 ミス・ミザリー、いい曲だよね! 津村さんも好きなのかな。好きな曲だから、登場してとても嬉しかった! - 2026年7月11日
水車小屋のネネ【毎日文庫】津村記久子読んでるまだ途中ですが辛抱たまらんので。 もう愛おしさと切なさと祈りの気持ちで、登場人物たちを抱きしめたくてたまらなくて、ずっとべしょべしょ泣いている中年が爆誕してしまっている。 今、私は一生ものの読書をしている。 - 2026年7月5日
時計館の殺人<新装改訂版>(下)綾辻行人読み終わった実は読んでなかったのでした(なのでHuluもおあずけ)。たぶん、たぶんね…(もう記憶が) これは映像化したくなりますなぁ……江南くんかわいそう…… まさに「世界観」の作り込みがすごい。平成のゴシック。簡単なことじゃなかったと思う。綾辻さんだからこそ、の到達点だと思う。 歳を食ってから読むとあれこれ考えながら読んでしまうので、高校生が夢中で読むようなひたむきさはないかもしれないですが、その分このミステリの歴史的な立ち位置を俯瞰することができ、感じ入りました。 ふとね、夕木 春央『方舟』がシリーズ第一作から社会的に評価されたことの素地を、館シリーズが作ったのかな、と少し思ったりしました。 (時計館でシリーズ初の受賞ということの意義を米澤穂信さんが解説で書いていらして、なるほど、と) さーて、ようやくHulu観られるぞ!!こりゃ楽しみだなぁ。 - 2026年6月27日
名探偵にさよならを小西マサテル読み終わった名探偵シリーズ最終巻。 安楽椅子探偵ものですが、犯人との対決が毎回手に汗握るこちらのシリーズ。 今回もめちゃくちゃどきどきしました。 そして、円環は始原の願いへ辿り着き、新しい物語へ……たんぽぽ娘の恋も決着がつきましたね。 - 2026年6月21日
機龍警察 暗黒市場 下月村了衛読み終わったページをめくる手ももどかしく、面白さが加速しすぎて不安になるくらい怒涛の展開の下巻でした。 三作目もとんでもない面白さで……このシリーズに出会わず本読みとしての人生を終えていたとしたらと考えると震えます。 三作目はユーリの警察官としての誇りと苦難と名誉の物語でした。そして二作目同様、物語の構成が巧みすぎる。今回は「相似」がテーマ。光と影もまた、同じような形をとるわけで、まさに相似だからこそ互いに切り離せないわけです。 思えば二作目は過去と現在のエコーや双児性がテーマであったわけで、二作目と構成が一見似通っているのに味わいは全く違うわけです。見事すぎる。 登場人物もいっぱい、モチーフもいっぱいなのに、筆力のおかげで人物がこんがらがらない。行政組織のリアルを描きつつ、フィクションとしての大胆さが差し込まれて、でも、よくあるなんちゃって省庁ものにありがちな一瞬で読み手を醒めさせるアリエナサの矩は踰えない。絶妙なバランス感覚で物語が展開して、後半からは一気にエモーショナルの大海原へ放り出される感覚。 各作品ごとに味わいが異なるこちらのシリーズ、シリーズを追いかけるだけでエンタメ小説読み垂涎のフルコースを味わえます。どんどん面白さが増していく異次元さ、こ、この後もこんなに面白いんですか…? - 2026年6月21日
回樹 (ハヤカワ文庫JA)斜線堂有紀読み終わった初斜線堂有紀作品でした。 葬送を巡る作品を中心に編まれた短編集(「奈辺」は違いますが)。 回樹という謎の植物?生物?装置?は、なんとなくもののけ姫のシシガミ様(ラストのあたりの姿)を想像しながら読んでました。動かないけど。 感情が転移する、という設定は恐ろしいですね…人は忘れることで救われていく生き物だと思っているので、それが妨げられるわけですよね。 回樹は、まさに人間から感情を搾取することが目的の宇宙的生命体なのかもしれないなぁ…と思いました。
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