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tsubaki_fuyunohana
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@tsubaki_2025
  • 2026年3月28日
    栞と嘘の季節
    栞と嘘の季節
    学校図書委員シリーズの第二作目。 軽やかでありつつも、自分の力ではどうにもならない事情に抗おうとする高校生の姿を見事に描き出した前作にすっかり惚れ込み、楽しみにしていた二作目。 今回は長編でした。 栞という、本好きにはぐっとくるテーマから、哀しい青春ミステリが展開していく今作。 青春ミステリには全然詳しくないですが、大人(?)のミステリとの違いは、秘密との距離(つまり嘘のつき方)と顛末のつけ方なのかなと思うなどしました。 全員の嘘のありようが実に見事に描かれていますね。それが暴かれても、騙された!というカタルシスより、嘘の理由にキャラクターたちの人生が染み出していて、それが物語をドライブしていくのが見事。 このシリーズ、きっと堀川と松倉が三年生になる作品が最終話ですよね。楽しみに、そして彼らに新しい翼が与えられますように。
  • 2026年3月21日
    木挽町のあだ討ち
    映画を観たくて、まずは原作を。 語り手たちの人生のお話に、何度も落涙。最近ちょっと人間関係で思うところがあったので、余計に。 私は彼らの側の人間でありたい、と何度も思うことができた。 ミステリとしてなんらかの仕掛けがあるだろうことはもちろん推測ができるが、本質はそういうことじゃない。 忠臣蔵をはじめとして、多数の仇討ち物を語り直すifの力を感じた。 見事なあだ討ちであった。
  • 2026年3月20日
    イギリス人の患者
    イギリス人の患者
  • 2026年3月13日
    神の子どもたちはみな踊る
    311を迎える週だったので。 村上作品は短編がやはりよいなぁ。 『めくらやなぎと眠る女』の映画を観た時、この短編からもかなり作品がリミックスされていたのを知ってから、読まなければと思っていました。 UFOが釧路に降りる アイロンのある風景 神の子どもたちはみな踊る タイランド かえるくん、東京を救う 蜂蜜パイ 阪神大震災の直接の被災者ではなく、何らかの関係者たちが、震災のことを思いつつ、それぞれいろいろな事件や出来事に巻き込まれていくストーリー。 巧みだ。 驚くほどに。 一文先の展開のツイストを一文だけで見事に描いてみせる文章力がすごい。 どれもよかったな。
  • 2026年3月8日
    ときどき旅に出るカフェ
    すっっっごくよかった! 久しぶりの近藤史恵さんの作品、何気なく手に取ったのですが、どの短編も少しビターできりりとしてて、魅力的。 続編もあるそうで!嬉しい!
  • 2026年3月7日
    本と鍵の季節
    本と鍵の季節
    面白すぎる!!! 本がテーマの、仄暗い青春もの。仄暗いというか、人間の本質を暴くというか。 米澤さんの小説本当に面白い……
  • 2026年3月7日
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    韓国SFの短編集。切なさと強さを感じる作品群でした。 「巡礼者たちはなぜ帰らない」 どこへ連れていかれるのかな…?と思いながら読み進めて、最後の到達した真実に感嘆のため息。倫理と愛の結論。 「スペクトラム」 異世界の人を守るために生涯秘密を抱えるひとに尊敬の念を抱く。 「共生仮説」 ある古典名作と同じテーマですが、異なる結論。違いは、芸術。なるほどね。 「わたしたちが光の速さで進めないなら」 切なかった…涙 社会の技術的資源の配分の問題の指摘でもある。作者の卓越した予見力を感じた。 「感情の物性」 これも悲しかったな…技術がどれだけ発展しても、共感は同じように発展はしない。 「館内紛失」 すごくよかった。 病を得た親と、その子。ヤングケアラーの心の回復を、『本心』(私はまだ映画してみてないですが)と類似の世界観の中で描くが、展開はかなり違う。 「わたしのスペースヒーローについて」 光を感じる良作! 弱い人間の身体性に、しいたげられる民族や性別を重ねて描いており秀逸。 そしてそこから脱出するおばさんの決断が本当に鮮やか。 どこまでもどこまでもゆけ!
  • 2026年3月7日
    数学者の夏
    数学者の夏
    鑑定医シャルルシリーズ以外で初めて藤本作品を読みました。 最初この小説なんのジャンルなんだろう?と思いながら読み始めました。主人公たちは別のシリーズのキャラクターなんですね。 主人公の数学の話がとてもハイレベルで、高校生ってこんなハイレベルな話をするんだ!?と驚き。確かに紙と鉛筆があればできるのが数学だもんね。 才能ある者には平等に機会が開かれているのが数学という学問なんだなぁ。 ジャンルはミステリの一種なんでしょうね。悲しい歴史の謎が後半で明らかになります。 主人公がすごく素直だなと思いました。
  • 2026年2月21日
    ゆびさきに魔法
    ゆびさきに魔法
    三浦しをんさんのお仕事小説シリーズ。今回はネイリスト! 最近ネイルサロンに行くようになったので、一番身近な主人公だったかもしれない。 少し自分に自信がなくて、友人のセンスに嫉妬もしているけど、でも着実に毎日を積み重ねている主人公を尊敬する。 ネイルエキスポで主人公がある境地に至るシーンは泣いた。 なお、登場人物の性別を問わず、地の文で名字呼びなのが本当に安心感でした……
  • 2026年2月14日
    世界99 下
    世界99 下
  • 2026年2月14日
    世界99 上
    世界99 上
    これまでの作品が練習だったのかな?と思うくらい原液に詰めました、という感じ。 仲間内の読書会の課題本だったのですが、若いメンバーがこれを読むことを少し心配してしまうくらいある種の迫力とグロテスクさがあった。 個人的には、世界が分裂していてそれぞれに違う自分がいる、というあたりで共感性羞恥が炸裂していた。やめろー!本当のことを書きすぎるなー!という感じ。 ピョコルンは、作家の方曰く綺麗なアルパカとのことですが、私は某漫画のミーティを想像していました。
  • 2026年2月7日
    ヤクザときどきピアノ
    最高のエッセイだった。 ピアノな日常とヤクザを追いかける日常がシームレスに行き来するのに笑いつつ、作者のピアノへの真摯な向き合い方に感動する。 レイコ先生の名言が素晴らしくて、音楽を奏でるってなんて素敵なんだろう!と思う。 自分が子供の頃に出会いたかったなぁ。
  • 2026年1月31日
    都市伝説解体センター 断篇集
    都市伝説解体センター 断篇集
    スマッシュヒットのミステリゲームのノベライズ。他にも色々出ているみたい。 円居挽「点を繋ぐ者」が特によかった。 ミステリ要素と、都市伝説解体センターの本質的な要素がフュージョンしており、ゲームのノベライズ要素もありつつひとつの作品として成立しているなと思いました。 他の作品も、ゲームのことを思い出しながら楽しめるつくりでした。
  • 2026年1月18日
    ヨハネスブルグの天使たち
    ヨハネスブルグの天使たち
    宮内悠介作品を遡って追いかけてます。 デビュー短編集同様、一つのテーマを扱いながら緩やかにまとめられた短編たち。 今回のテーマはDX9という歌うことが本来の目的のホビーロボット。しかしあまりにオーバースペックで兵器として使用されることが多い、という設定。 表題作の落下するDX9たちのイメージが鮮烈。 キャラクターが、短編を超えて出演してストーリーをつないでいくのもお見事。 特にジャララバードからハダラマウトへのシークエンスがよかったです。切なかった。 そしてハドラマウトのラストシーンはバディの絆が描かれてたまらん。これが好きで宮内悠介作品を追いかけているので嬉しい。 北東京は悲しい話なんだけど、子供たちの強さが感じられる終わりで感動。 いつもながら人間讃歌なんだよなぁ…… 見事な構成でした。 収録作品 ヨハネスブルグの天使たち ロワーサイドの幽霊たち ジャララバードの兵士たち ハドラマウトの道化たち 北東京の子供たち
  • 2026年1月17日
    もしも茶会の正客に招かれたら。
    もしも茶会の正客に招かれたら。
    こういう本めちゃくちゃ助かる……! 一年に一回の茶事、全然覚えていられない。 主客問答の言葉遣いを紹介してくれてるのが本当に助かる……さすがの淡交社さんである。
  • 2026年1月17日
    もしも茶会の正客に招かれたら。
    もしも茶会の正客に招かれたら。
  • 2026年1月16日
    「はじめて亭主を務めます。」
    「はじめて亭主を務めます。」
    亭主をつとめることなんて到底ないと思うけど、客側の勉強の一環として。 イラストでわかりやすく道具のこととか解説してくれていて、正午の茶事の全体像がよくわかる。 こういう本、もっと増えてほしい〜
  • 2026年1月11日
    盤上の夜
    盤上の夜
    スペース金融道の一編をアンソロジーで読んで以来、宮内悠介さんの作品が気になってた。そのあとスペース金融道の本を読んで面白くて、今回デビュー短編集のこちらを読んで確信。私、宮内悠介さんの作品好きです。 衝撃的な人物造形と深め方にびっくりした表題作から、共通の語り手を置いて語るというスタイルで、盤面の勝負の世界を語る。盤面が世界にシームレスにつながっている異能の人物たちを、我々側から語る語り手の立ち位置が大変に素晴らしい。 一編ごとに読み進めるごとに静かに興奮して、自分の呼吸が浅く、血圧が上がっていくのを感じた。読み終えて、体の中の空気がゴボッと抜けて、空気のある地上に帰ってきた気分。どの話も最後にある種の救いがあり、全編通しての最終話はとてつもなく瑞々しく光を感じる。 人物の描き方が本当に好ましくて、老いていたり歪んでいたりしていてもどこかに愛おしさがある。 この本に出会わずに人生を終えなくて本当によかった。
  • 2026年1月5日
    団地のふたり
    団地のふたり
    ドラマ化が気になっており(しかし観ることはできていない)。 ふたりだけに関係性が閉じておらず、ゆるやかに活気を失いつつもどこか生き生きともしている団地における出来事が描かれている。 一つ一つを数えて生活になる、というのが実感を込めて描かれているなと思った。
  • 2026年1月5日
    美しい星
    美しい星
    予想外の展開の連続で、広がりもあって面白かった。 最初はげらげら笑いながら読んでたが、途中から読み応えが出てきた。 主人公家族側も、敵側も、どちらも美しい星について語っているが、まるで態度が違う。 ラスト、まさかの展開で、結構感動してしまった。
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