
やんま
@yanma0818
2026年5月2日
喫茶おじさん
原田ひ香
読み終わった
55歳、退職金の半分を投じて開業した喫茶店をわずか半年で潰した男の1年間。
全12章を通して描かれるのは、就職や家族問題、そして行く先々で言われる「おまえ何もわかってないんだなぁ」という言葉。
20代の私から見れば、彼は二回り以上年上。
でも、こだわりが強くて空回りしたり、娘に煙たがられたりする姿は、どこか身近にいる誰かを連想した。
自分の理想が崩れても、喫茶店でコーヒーを飲む時間を通して自分と向き合い、泥臭く、でも一生懸命に生き直そうとする。
そんな「おじさん」の姿に、世代を超えた人間味と愛おしさを感じる一冊だった。



