
ジクロロ
@jirowcrew
2026年5月3日
からだに従う ベストエッセイ集
谷川俊太郎
読んでる
今日ほどおとなが子どもを気にする時代はないのではないか。おとなは子どもの顔色を見て一喜一憂する、市場は子どもの好みを追いかける、すべての人が教育問題を憂えている、おとなはほとんど子どもに頼っていると言ってもいい。自らの社会に自信があれば、おとなは子どもをほっておく、親というよりは社会が子どもをしつけ、子どもを教育するから。おとなが子どもを気にするのは、おとなに未来が見えなくなりつつあるからだ。過保護とは子どもへの甘えではないのか。
(『あとから生まれたもの』)

