
nogi
@mitsu_read
2025年3月19日

読み終わった
@ カフェ
〝森や海とともに生きるということ。それは悲壮な覚悟の余地すらない、生物のごく当然な在り方なのかもしれない、としみじみ思う。自分の存在ということと、森や海というものが切っても切れない、こういう暮らしぶりに接していると。生まれた場所を世界のすべてとして受け止め、不都合も含めてその恵みを享受し、できる限りの工夫をして生活し、その土地で死んでいく。(中略)
エストニアの人々の歌う「我が祖国」とは、生まれた土地のこと。そしてその思いを根本にそって敷衍(ふえん)すれば、それは、地球そのもの。
生まれたところで、死んでいく。けれどそれが少しくらいずれていようが、なんだというのだ。〟
日差しは春のようなのに風は真冬のような日に読み終えた。




