
Anna福
@reads--250309
2026年5月2日

アイルランド・ストーリーズ
ウィリアム・トレヴァー
読み終わった
何度も読みたい。
表向きは家族や夫婦、日常の出来事を描いた作品が並んだようだが、北アイルランド紛争と宗派対立の重さが底に流れている。
何気ない会話のぎこちなさ、相手の宗派や出自を探るような思考、凄惨な体験や記憶。そういった細部の積み重ねが圧迫してくる。
収録作の並びも良く、『秋の日射し』『哀悼』『パラダイスラウンジ』『見込み薄』『聖人たち』が特に響いた。
途中であとがきを読み、紛争についても詳しく調べた。
歴史的背景や対立構造の複雑さが見えると、より物語の深さを感じる。





