
時間のかかる読書人
@yoko45
2026年5月3日
30日de源氏物語
三宅香帆
ちょっと開いた
@ 自宅
11日目
「結婚以降幸せ」幻想をほどく
第5帖「若紫」、第9帖「葵」
「源氏物語』の面白さのひとつは、反復にあります。藤壺と年の差の恋に落ちた光源氏は、藤壺に似ている紫の上とまたしても年の差の恋に落ちる。あるいは桐壺帝が恋した桐壺更衣によく似た藤壷に、光源氏は恋をする。あるいは桐壷帝が恋した結果、不幸になってしまった桐更衣と同じように、光源氏が恋した結果紫の上は・・・・・・?と、読者に想像させるのが紫式部は本当に上手だった。伏線とはこう張るのだと、千年前の作家が、教えてくれているかのようです。