
時間のかかる読書人
@yoko45
2026年5月4日

高校生のための 人物に学ぶ日本の思想史(1)
佐伯啓思,
公益財団法人国際高等研究所,
高橋義人
読んでる
@ 自宅
ほとんど意識しないレベルで何かに出会ってしまった。何かを感じてしまった。そういう純粋経験がまずあって、そこが一番大事だという。この純粋な経験があって、そこから、何かをやりたい、何かを知りたい、といった意志も明快な情緒もでてくる。それに続いて、人は、どんな行動をしようか、どんなことを知りたいのかと考えて様々な活動を展開する。後になって、その経験を反省して、私はこういう経験をしたという。こうした反省をへて経験は知識に変わる。しかし反省する前のこの経験、この純粋経験こそが大事だと西田はいう。
人間が言葉を発する前、言葉の前段階、花がきれいだとかいう言葉を発する前の段階、そもそも花かどうかよく分からない刹那の経験のことを純粋経験という。