
蟹
@kanibook-9
2026年5月4日
風を飼う方法
小原晩
読み終わった
フィクションが苦手でエッセイなら事実なので読みやすいと思っていたが小原さんのフィクションは読めた。読めたと言ってもやはり状況を汲み取る時間が煩わしく本を閉じたくなる瞬間はあったが、考え事をしながら文字を見て流してはハッとして戻るを繰り返しぼちぼちと読んだ。
それでも数時間で読破できたのは珍しい。読んだ今日の私は風邪をひいて仕事を早退しており、3時間寝たら眠れなくなってスマホを見るよりいいかと「風を飼う方法」を開き始めた。文体が軽くて楽しく、体調がすぐれないことを忘れさせてくれる時間を過ごせたのでとても良い。
外ではそこそこ気を張り、家の中でだけ堕落した生活をしているが、外を歩いて何かを思って足を止める。そこにいる人の存在を楽しんでみたりする。たまにそこに入ってみる。といったものの面白さを思い出されて、小原さんの「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」を読んだ時の懐かしい感情と似たものが湧いてきた。