おかもん "旧ソビエト連邦を歩く" 2026年5月4日

おかもん
おかもん
@okmn
2026年5月4日
旧ソビエト連邦を歩く
「旧ソ連の一部で、住民の大半がイスラム教徒。そう聞いて身構えていたけど、実際行ってみると(少なくとも自分が接したのは)穏やかで真面目で気さくな人ばかりだった」ーーー。これは三年前私がウズベキスタンを訪れた時に抱いた感想だ。初めて旧ソ連構成国に足を踏み入れた旅だった。この時に旧ソ連旅への興味が芽生えた。翌年カザフスタンとキルギスも訪れ、いつかはコーカサスやバルト三国そしてロシアにも行きたいと思っている。  なぜここまで旧ソ連に魅せられるのか。それは建築物に代表されるような独自の感性だったり、アジアとヨーロッパ、イスラム教とキリスト教など様々な価値観が混じり合う文化だったりに影響されているように思う。  しかしそれは私が外部の人間だからそのように楽観的に見ていられるのだと改めて思い知らされた。本書の中で、ある現地民が「(自分が歴史の当事者であるがゆえに)遺構や文化を客観視できない」と語っている。彼が遺構や文化を見る時、その目には当地の歴史が持つ負の側面も映っている。今の私が旧ソ連の色んな街を訪ねて色んなモノを見たとしても、あまりにも知識が不足しているからそれはただの物見遊山にしかならないだろう。せっかく行くのならもっと学びを得て、目に見えるものだけでなく目に見えない歴史や思想も感じ取れるようになってから旅をしたい。そう決意させる一冊だった。
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