こた "人間関係を半分降りる 増補版" 2026年5月4日

人間関係を半分降りる 増補版
「生き方については、全員にぴったり合う大量生産の服なんてないのだ。ひとりひとりが、自分用にあつらえた服を着るしかない」(本書179〜180頁)。 人の悩みの中心を占める人間関係の問題について綴られたエッセイ。 恋愛、結婚、子どもといった幸せの3点セットや家庭・会社・学校でのつながりの価値が限られた時代や場所でしか通用しないことが繰り返し書かれている。 自己啓発本の一種ではあるものの、こうすればうまくいくと断定的に言い切るのではなく、自分はこうやってうまくいったこともあるから、試してみてはとそっと差し出すような慎みを感じる語り口にほっとする。 著者自身にとって切実な問題から書き起こされている点で嘘がない誠実さも感じる。
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