
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2026年5月4日
その土地に雨音は踊る
鈴木赳生
まだ読んでる
就寝前読書
お風呂読書
@ 自宅
第四章読み終わる。俄然面白いくなってきた。章のタイトルも良い。「思いだせない昔から」。具体的な先住民思想家たちや運動の話が出てきて、知らないことばかりで楽しい。
アルフレッドの「再起」の思想、クルタードの「土地に根ざした規範性」概念なんかは、中村達さんに教わったカリブ海思想、記憶の詩学と繋げて考えられそうで興味深い(cf. 『君たちの記念碑はどこにある?』)。
なによりこの章では、シンプソンの「クィア標準性」概念を知れたのがよかった。カナダ先住民社会になぜ男性中心性や異性愛的な男女二元論が根づいてしまったのか、という話も重要だよね(いま作っている本とも関係する話題)。とにかく、まったくその存在を知らなかったけど、偉大な詩人・語り部だリアンヌ・シンプトン...。
最終節でふれられる、肯定的否定としての「拒否」の力も、アクチュアルに重要と思った。時には「承認」を拒否する必要もある。〈拒否はコミュニケーションの断絶ではなく、接続の一形態といえる。[...]入植者国家の「いつもどおり」の統治を拒否する先住民運動には、グローバル資本主義の同伴者たる国家が主導するのとは別の、先住民と非先住民の異なる関係構築への糸口がある。〉(124-125頁)
