イツキ "空、はてしない青 下" 2026年5月4日

イツキ
イツキ
@maruitsuki
2026年5月4日
空、はてしない青 下
空、はてしない青 下
メリッサ・ダ・コスタ,
山本知子
『空、はてしない青』を読み終えて、私は、悲しみは消えるものではなく、見え方が変わっていくものなのだと感じた。空を変えれば星も変わる。抱えている痛みが同じでも、隣に誰かがいて、歩く場所が変われば、そこに見える光も変わる。この物語は、死に向かう旅を描きながら、最後には生きることのほうへ静かに手を伸ばしていた。  悲しみも、記憶も、愛も、失われた人たちも、そのすべてを抱えたまま広がっている空の、はてしない青。ジョアンヌが最後に見上げる青空は、何もなかったことにする空ではない。すべてがあったあとで、それでも美しいと言える空なのだと思った。
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