
いるかれもん
@reads-dolphin
2026年5月4日
空、はてしない青 上
メリッサ・ダ・コスタ,
山本知子
読み終わった
本屋で見かけて、装丁があまりにも素敵だったけれど単行本で上下巻ということで買おうかどうか散々迷って3回目くらいで買った一冊。そのくせ積んでいたけれど、本屋大賞の翻訳部門取ったということで読むことにした。
物語の流れに乗るのに時間がかかってしまったけれど、流をつかめてからはすらすらと心地よく読み進められた。
若年性アルツハイマーを持つ主人公が、インターネットを通じて出会ったミステリアスな女性と旅に出る話。爽やかな旅の情景、時折挟まる主人公の回想や、(旅に出ると)何も伝えていない家族や友人に対する手紙など、情景も心情も丁寧に描写されている。旅のパートナーとの信頼関係が徐々に築かれていく過程も心温まる。その一方、確実に主人公を蝕んでいく病魔の様子は、読んでいてそわそわしてしまう。この先どうなるのか、下巻も楽しみ。
5月、青空と新緑の元で読めたこと、幸せだった。





