
OREO
@kohakumurakami
2026年5月4日

喜嶋先生の静かな世界
森博嗣
読み終わった
また読みたい
感想
@ 自宅
読了。
終わってしまった...。
主人公、橋場が、大学をきっかけに、研究者とは、研究とは何なのかを喜嶋先生の指導や生き方を通して研究に夢中になっていく話。
私自身も、一つのことを極めようとしていることもあって、この本からは大事なことをたくさん学び、これからの「研究者」としての人生、生き方に繋がる何か大きなエネルギーをもらった気がする。
第4章最後のところとか、余白の使い方が素晴らしくて、研究者の「静けさ」と社会人の普通の生活の平和さ、寝落ちする意識の全てがそこに凝縮していて、涙ぐみそうになるほど感動しました。
森博嗣ならではの白さなんじゃないかな。
章始めに毎回ある引用も、直後の第5章ので物語と線を結ぶようになって、その様子も綺麗だと思いました。
周囲の人の世間話に翻弄されず、理解あるパートナーと、思う存分研究できる環境、家族とも問題なく、自分と研究と向き合うことに集中できるという環境を見ると、そういう意味ではファンタジーだなとは思ったけど。個人的にそういうのが好き。
エンディングが結構衝撃の終わり方だから好き嫌いあると思いますが、ここで急に現実に引き戻していくあたりはかなり現実的で逆によかったと思います。
このファンタジーにもう一回浸りたいから絶対また読みたい。
森博嗣って何でこんなに淡々としてるのに言語表現が読んでいて面白いのだろう。


