
べりん
@ngske94
2026年5月5日
会話の0.2秒を言語学する
水野太貴
読み終わった
「3年前、彼女と写真を撮った場所で、妻と写真を撮った」
このような投稿がXにありました。
その投稿に対しての引用で、
「元カノとの思い出の場所に奥さんを連れて行くなんて考えられない、可哀想だ」
というものがありました。
この場合、投稿主の言う彼女と妻は同一人物。
つまり、結婚を経て思い出の場所に2人でもう一度巡ったという、いわゆるエモい投稿だったのです。
しかし、引用した人はその裏を推察できなかった。
"彼女"と"妻"を結びつけられなかった。
そのことをたくさんの人に馬鹿にされているという出来事を先日見かけました。
私は、裏を推察できた側です。
投稿主の奥様との関係を微笑ましく思いました。
でも、それはたまたま自分が「できた側」だったというだけ。
引用の方のように、言葉の裏をうまく読めない人だっているのです。
できる側ができない側を馬鹿にできる道理はどこにもないよなと強く思いました。
「人文学はヒトを研究対象にする。それは自分も自分以外も知ることで、新たな自分と出会えること」
この本にはこんなような事が書かれています。
文系学問は理系学問に比べて即効性や重要性が低いとよく言われます。
でも文系学問があるから、人に思いを馳せてやさしくできるようになるんだよなと思いました。
会話の言語学からやさしさに繋がっていく、素敵な1冊でした。




