会話の0.2秒を言語学する
579件の記録
みーる@Lt0616pv2026年5月16日買った読み終わったゆる言語学ラジオの水野さんの著書。「ゆる」とつくだけあってか、軽快かつユーモアあふれる表現で読みやすい。 第一章では、文脈の解釈として、語用論が挙げられていた。興味深かったのは、「言葉が使われるときに事実そのものを伝えることってめっちゃ少ないよね」とジョンオースティンという人が言っていたことだ。会話のほとんどが「解釈」で成り立つ。「この部屋暑くね?」≒「冷房つけて」となる。言われてみれば当たり前なのだが、確かに英語の教科書における「Do you have a pen?」「Yes,I have」の違和感。ペン持ってる?と聞くならば、それは貸してくれという解釈になる。はい持ってます、で終わる会話などない。 そして、さらに面白かったのがポールグライスが説いた「協調の原理」。人が会話をする中で自然と従っているルールだという。 1 量の公理(必要なだけの情報を与えよ。また、必要以上の情報を与えるな) 2質の公理(間違っていると思うことや、十分な証拠がないことを言うな) 3関連性の公理(相手の発話と関連性のあることを言え) 4様態の公理(不明瞭な表現や曖昧な表現、冗長な表現を避け、順序だった言い方をせよ) というものだ。当たり前だと思うが、どうやら人はこのルールを破って会話をしていることが多いらしい。 その中でも叶響子の例は笑った。「好きなものはなんですか?」の問いに対して「美味しいものです」は、量の公理に反している。お笑いのボケとツッコミも関連性の公理に反していることが多いという。ルールから逸脱しているズレにに気づくと人は笑えるのかもしれない。 そこから発展した「関連性理論」。人は、①自分に関連する情報に興味を示す②処理能力が小さければ小さいほど関連性は高くなるらしい 占いも①の自分に関わる話②基本的にイエスかノーで答える、だから会話のテンポも自ずと上り信じてしまうのだろうか。 会話は暗号解読(事実ベース)で進んでいくのではなく、推論(解釈)で進んでいくことがほとんど。そして、その解釈は関連性理論に関連するかで大きく変わる。 「コミュニケーションが得意な人は相手が解釈しやすいようなヒントをうまく散りばめられる人」だという水野さんの意見には深く納得した。言ったのに(怒)という人は相手が解釈できる言葉や伝え方ができなかったということになる。耳の痛い話だが、この考え方は日々自分の話を振り返る上での大きな指針となる気がする。 【出てきた語用論】 * オースティンの言語行為論 * グライスの協調の原理 * スペルベル、ウィルソンの関連性理論 「言葉には奥行きがある」という第二章。 中でも、「警察は叫びながら逃げる男を追った」が二つの解釈を生むことに言及し、文法はなぜ存在するのかに迫っていた。面白かったのは間違った文法をあえて教えることはないのにも関わらず、子供が文法を自然と守りながら言語を獲得していくことだ。これは前々から疑問に思っていた。単語を獲得するのはわかる。しかし、その単語をつなげて文にしていく過程はどのように行われているのか。そうした疑問を元に、生成文法という文を作るための基本的なルールを定めた。といっても、生成文法は難解のそのもの。イメージしやすいように動詞句と名詞句に分けて樹形図を書いていくらしい。を 「僕の先生は自分自身を好いている」を僕=自分自身と解釈する人はいない。先生=自分自身と解釈するはず。これも生成文法における樹形図で説明できるという。 頭の中で樹形図をもとに言葉など選んでいない。受け取る方でも同じだ。それでも、一瞬の解釈で会話を成立させることができる人間…凄いを通り越して怖いまである。 第三章では、「言葉の意味とはなんだろう?」というテーマだった。ネコの意味は?と舐め腐った問いで始まるのだが、「哺乳類でネコ科、ニャーと鳴く四走歩行の動物」と答えてしまっていた。チェックリスト形式だとそうではないネコがいた時に対応できない。形式意味論では、大まかなカテゴリーの中からその場にあったネコをピックアップする、集合の考え方が活かされる。頭の中で思い描いたネコと目の前にいる実物のネコ。全く違う二匹のネコだが、広くネコというカテゴリーからピックアップするとわかりやすい。 一方、時間や愛など、実態のない概念に対する意味ではカテゴリーだけではなかなか説明が困難である。認知意味論という比喩に焦点を当て、「時が流れる」は、後ろから前に向かっていくイメージのように、時も過去から未来に向かって進んでいく。 また、「近づく」と「近寄る」の違いもおもしろい。両者共に何かに接近することを指すが、 雨雲が近づく→不自然でない 雨雲が近寄る→やや不自然 のように、「近寄る」では主語が主体的な意思を持つものでないと不自然になる。「寄る」と「付く」の違いを見ても「寄り添う」と「付き添う」では言葉の温かみが違う。「寄り添う」の方が意思を持って行動している感覚がある。 「近づく」の意味は両者が接近してその間がなくなること 「近寄る」の意味は、何か意思があって(あるかのように)接近して対象となるものや人に接近すること と言える。なんとなくで使い分けているが比較してみるとこんなにも奥深いとは驚いた。 第四章では、会話にフォーカスを当てた構成。 まずは、フィラー。一般的にはカットされ、会話においてノイズとされがちである。ここでは、「えー」と「あのー」の違い。これはゆる言語学ラジオの本でも取り上げられていたが、やはりおもしろい。「えー」は頭の中で伝えるべき内容を考えている時に使う。「あのー」は相手への伝え方を考えている時に使う。誰にも教わったことがないのにも関わらず、使い方を間違える人はいない。本当に不思議だ。 会話の間もコミュニケーションに多大な影響を与える。特に「いいえ」と答える場合、「はい」と答えるときに比べて沈黙の時間が長いそうだ。1秒答えるのが遅れたら、質問者は「あれ?まずいこと聞いたかな?」「聞き方変えようかな?」と気を回しだす。リモート飲み会が定着しなかった理由も沈黙のラグのせいでコミュニケーションが取りづらいから。確かに、話始めのタイミングと話終わりのターン変更がわかりづらい。 そして、ジェスチャーと言葉の関係。電話の例は本当に心から納得した。ジェスチャーをつけると言葉もついてくる感覚は本当にその通り。ジェスチャーが使えない状況だと、フィラーが多くなることも納得。 こうしたノイズとされがちなフィラーや非言語コミュニケーションであるジェスチャー。こうしたサブ的なものが会話に大きく影響を与えている。 「牛乳を一つ買ってきて。卵があったら6つお願い。」 自然言語の曖昧さを示すジョークだが、文字だけ見れば不完全だが、フィラーやジェスチャー、会話の間を使えば何も問題なく伝わるだろう。 終章では、世界のコミュニケーションの当たり前とか日本の中でも言語感覚は違うことなどバラエティに富んだ内容だった。 なぜ、人は会話と会話の間を0.2秒でできるのか。当たり前に行なっている会話のメカニズムを一つ一つ紐解いていくと「人間まじですげえ…」と空いた口が塞がらなくなる。こんな高度なことができている方が奇跡で、吃音や自閉症の人たちのようにスムーズに言葉が出なかったり、状況に合わせた言葉選びができない方が自然なのではないかと、水野さんの出した優しい答えが素敵だった。 そして、何より心に残ったのは、人文学は「自分と出会い直せる」という言葉だ。理系科目はヒトもそれ以外も同じ法則で扱う。でも、人文学はヒトを中心にする。他者を知り、自分の考え方と比べることで、新たな自分を知ることができる。本を読むことは、他者の考えをインプットすることを目的にするのではなく、そこからどんな自分と出会い直せるのかが本当の到達地点なのかもしれない。「自分と出会い直すため」に学び続ける。学べば学ぶほど揺らぎ、また「自分と出会い直す」。果てのない砂漠をひたすら歩くような途方もない行為なのかもしれない。それでも、力強く咲く花や時々出会うオアシスやすれ違う人。歩き続けないと出会うことはない。何のために本を読むのか、なぜ物語を必要とするのか。今のところしっくりくる答えを見つけられたかもしれない。どこでどう繋がるかがわからないのが読書の面白さなのだろう。
しゅなうざー@fumi232026年5月13日読み終わった専門的な内容に近そうなことがわかりやすくかいてあって面白かった a/anの共存のせいでエプロン(apron)は元々(napron)だったのにa napronをan apronと誤解されて結果的にapronが覇権を握るようになった話は、熟語の誤読みが汎用されてくことを思い出した。表音文字でもそういうことがあるのだなと思った。 言語を理解する能力を「視覚科学」に例えていたのが興味深かった。 "網膜は二次元の物体なのに、なぜ網膜に達した光刺激は三次元の像として認識されるのか" 次元をまたいで処理されることがとんでもないことなんだと気付かされた 伝言ゲームを続けるとノイズが入ることわDNAの転写ミスを挙げて当然だというのが面白かった。 英語と日本語の表現が似通っている例から「比喩」を通して理解していることにハッとさせられた。 「数」という目に見えない、さわれないと抽象的な概念「より多きは上、より少なきは下」 日本語においては時間のモデルは一つではないということに、こんな複雑な言語体系を使いこなせていることにびっくりした。 20年前ー10日後 過去を振り返る(後ろ)ー未来に前進(前) 「なぜサッチャーはこうも頻繁に 話を遮られるのか」論文が紹介されているのも面白かった、会話の切り替えって高度な能力だなと改めて思った。 聞き手の沈黙時間が長いと、(沈黙が1秒あるだけでも)相手は対処し始めてしまうために会話は音ゲーと例えていたのが本当にそうだな〜と思った。友達との会話は特に音ゲー、瞬発力と反応力が求められるから… すごく興味深かったのは言語によっても応答にかかる時間が異なることだった。 日本語はぶっちぎりで短いらしく、平均で7ミリ秒。「刹那」の原義が13ミリ秒だからその半分🤯 フィラー「あのー」と「えーと」の違いをよく考えると確かに「内容が決まっているかどうか」なのが本当に面白かった!
bluebird@Reads_02292026年5月12日読み終わった「何かを知りたいと思って人文書を読むと、どうしても自分と出会い直すことになる。」(p.209) ------ 本書を読んで、ブレない叶恭子さんのファンになり、憧れていたチョムスキーの樹形図についてはその複雑さにうんざりし、「近づく」と「近寄る」の違いを説明する辞書に魅せられている自分がいた。 当初は、コミュニケーションの難しさは理解しあう(解釈する)点にあって、その前段階の言葉を伝達しあう点にさほどの問題があるとは思っていなかったが、伝達する言葉の並べ方や意味自体が統語論・意味論という言語学の一大分野を成していることを知れたのも楽しい。 ゆる言語学ラジオの各動画が、会話の0.2秒のどこの話なのか位置付けを考えてみるのも面白そうだ。 出会い直した自分とともに、これからもゆる言語学ラジオをゆるく楽しんでいきたい。
べりん@ngske942026年5月5日読み終わった「3年前、彼女と写真を撮った場所で、妻と写真を撮った」 このような投稿がXにありました。 その投稿に対しての引用で、 「元カノとの思い出の場所に奥さんを連れて行くなんて考えられない、可哀想だ」 というものがありました。 この場合、投稿主の言う彼女と妻は同一人物。 つまり、結婚を経て思い出の場所に2人でもう一度巡ったという、いわゆるエモい投稿だったのです。 しかし、引用した人はその裏を推察できなかった。 "彼女"と"妻"を結びつけられなかった。 そのことをたくさんの人に馬鹿にされているという出来事を先日見かけました。 私は、裏を推察できた側です。 投稿主の奥様との関係を微笑ましく思いました。 でも、それはたまたま自分が「できた側」だったというだけ。 引用の方のように、言葉の裏をうまく読めない人だっているのです。 できる側ができない側を馬鹿にできる道理はどこにもないよなと強く思いました。 「人文学はヒトを研究対象にする。それは自分も自分以外も知ることで、新たな自分と出会えること」 この本にはこんなような事が書かれています。 文系学問は理系学問に比べて即効性や重要性が低いとよく言われます。 でも文系学問があるから、人に思いを馳せてやさしくできるようになるんだよなと思いました。 会話の言語学からやさしさに繋がっていく、素敵な1冊でした。




bluebird@Reads_02292026年5月2日読み始めた手元の英和辞典をひくと、コミュニケーションには①言葉を伝達することと②理解しあうこと、という2つの意味が載っている。でも、言葉を伝えあったって、その言葉を理解しあえるとは限らない。この2つの間には途方もない距離がある。 会話の0.2秒を言語学することで、この距離を少しでも埋められれば、と思う。
roiban@roiban2026年4月26日読み終わった面白かったー。0.2秒とは会話の話者交替(ターンテイキング)にかかる時間。その僅かな間に人は驚くほど複雑な処理を無意識に行なっている。文の意味理解と応答の生成は素朴に考えるような純粋に演繹的なものではなくて、確率の最大化と呼べるような推論が行われていること。言語は文だけではなく、フィラー(あのー、えーと)やジェスチャーをヒントとする「サポートありきの設計」であること。「えーと」と「あのー」の使用場面が異なっている(我々はそれを無意識に使い分けている)、というのは衝撃的だった。この本の知見を活かすとテキストコミュニケーションの「うまくいかなさ」にも光を当てられそうな気がする。
せねしお@Senecio_5112026年4月24日読み終わった面白かった。 心做しか、本論を語っている章よりも、それに関係する雑学をまとめた終章の方が筆がノってる感じがして、ちょっとニヤついてしまった。

n.a@readthebook2026年4月16日読み終わった会話のあるあるな困り事を例に、言語学の側面から「そうだったのか!」に変わるのが楽しいです。 水野さんがたくさん話している感じ、言語学を楽しみ、はしゃいでいるのが本著から伝わってきます。 中盤は情報量が多く、スピードが早いので処理をするのが大変でしたが(オタクが推しについて話す感覚と近い)最後はきちんとまとめられているのが水野さんの凄さで魅力であると感じました。(本著では「いびつ」と表現されている) もちろんただオタクのひとり語りではなく、言語学の知識が存分に活かされているので、何度も読み返して咀嚼するとさらに理解が深まりそう。




- みー@i_youth_k2026年4月13日読み終わった本屋で見かけて、ゆる言語ラジオの人の本やと思って購入 エアロバイク漕ぎながら読める程度には読みやすい 世界の面白がり方の一つを提示してくれる本 冷めた目で見るとだからなんやねんで終わってしまうようなことを真剣に楽しんでみようって一冊 でしょうねとしか言いようがない事なんやけど、これを面白がれる俺でよかったと自己肯定感を上げてくれた


ねこたま@meganetowatashi2026年4月10日読み終わった会話ってすごい。とてもすごいことをどんな人もやってのけてるんだな。『生きてるだけでえらい』。普通に社会生活を過ごせてる貴方も私もすごい人だよ。毎日お疲れ様です。
ぽち@goomoo2026年4月3日読み終わったなんか勝手に敬遠してたのだけど、あんまり人と会話するのが得意じゃなくて、なにかとおすすめに出てきていたので読んでみたところ、とても良かったです。食わず嫌いでした。 かえって素人(とは言ってもめちゃめちゃ詳しいとは思うのですが、言語学の専門家ではない、という意味)の方が書いた本なので、素人の我々には読みやすいのかもしれません。 わたしは東北の出身なので「助かった」「よかった」を多用してたのですが、もしかして職場では誤解されていたかも?笑 ほかにも、会話には言語外のコミュニケーションがたくさんあって、そりゃ苦手なわけだわと納得しました。 参考文献をひきながらもう1回読んだら面白いかも、と思ってます。

annamsmonde@annamsmonde2026年3月25日読み終わった「文脈を科学する」 日常会話や言葉に疑問をもち、考える楽しさに気づかせ、深めてくれる本でした☺️ 「オノマトペは「言語化されたジェスチャー」」 「しゃべるときにジェスチャーをすると、非言語的な思考の言語化を促進する」 「言語学とは、言語化に対する過剰な信頼を相対化できる学問なのである。」 「自分とはかなり違った他者を知ることで、自分がまったく意識していなかった常識に気づける。」


zzz@oownow2026年3月23日読み終わったこんなに難しくいろいろと考えているのだなあと分かったような分からないような感じで読み進めていたけれど、終章とあとがきで心を掴まれた。人文学の面白さは「自分と出会いなおす」ことができること。それによって他者との関わりかたも変わることなのかもなと感じた。



静と動@Kaz20252026年3月17日読み終わった借りてきたまた読みたいタイトルの中にある、0.2秒って何のことかな?と思いながら読み進めましたが、『なるほど』と納得。この時間で起こっていることを、まさに言語学してました。言語領域はもちろん、非言語領域も。平易な文章で、かなり難しい内容が説明されているのも好印象です。また読みたいなー😊- 月草@tsukikusa_3222026年3月15日読んでる2章まで読んだ 言語学による説明を通すことで、言語は難解であり、会話は解釈の上で成立する不安定なものだと改めて感じた。 本筋とはあまり関係ないけど、読みながら考えてた。 ・言語は現代社会の仕組み上、万能であるように見えてしまう。 ・言語では全てを表現できないことを承知した上で、言語化を諦めない。 自分はこのくらいのスタンスでいるのが気楽だなと思う。言葉は完璧じゃないし言語化は持て囃されるほどのものじゃないと思うけど、思考や感情を人と分かち合うために言語化を頑張りたい。


- まおれむ@maorem2026年3月15日読み終わったいろんな待ち時間にちょこちょこ読んでいたら読み終わった。興味深く楽しく読んだが、わかりやすくしようと繰り出してくれる例えや比喩が私には解りづらくて残念



黒糖まんじゅう@hyo-1232026年3月14日読み終わったとびとびに全体の2割程度を読んだかな。YouTube で言語学をとても楽しそうに語る著者を見ていて、この本への期待が大き過ぎたかも。専門的な事を私のような一般の人に説明するのはむづかしい。基礎知識の説明よりも、もっと小さな部分にフォーカスしてたら楽しかったかも。資料調べて本書くの大変だっただろうなあ。と知り合いでも無いのにネットで著者の姿を見ているので労いたい。




- きつね日和@FickleWeather2026年3月8日読み終わった専門的なことは噛み砕いて書かれていて読みやすかった。 著者の興味という視点から専門分野を深ぼっていく。 勉強ってこうあるべきかもと、学びの面白さも教えてくれる本だなと感じた。


- むにどら@drumni2026年3月8日読み終わったゆる言語学の水野さんの本ということで読んでみた。 率直に言うと期待外れでした。調べたら紀伊國屋人文大賞2位とのこで、この選出大丈夫か?と思ってしまった。ただ、これに関しては電子書籍で読んだせいで、本としての雰囲気を理解してなかったせいかもしれない。たぶんこの内容だとカジュアルな本ですよーってほんわかな装丁になっていると思う。 さて、何がそんなに不満かをひと言でいうと、会話はフラッシュ暗算ではないってことだ。瞬間的に文意が流れ込み、構文を処理し解釈を当てはめ言外の情報を感じ取る、ターンが変わる、ということを0.2秒でやっててマジ会話すげーみたいな、アホかと思う。 もちろん著者もそんなことは思ってないだろうが、だからこそ釣りタイトルのネットニュースを読んだ感覚になる。針小棒大じゃなくてその原寸大の針をじっくり見たいんだ この本のなかで0.2秒に触れてるのはどこの部分なんだ?サッチャーが記者に割り込まれていたというのは当にその部分の話で、それ以外は何か語ってるように思えなかった。 繰り返しになるが、この本はある発言が30秒あったとしたら30秒+0.2秒の話をずっとしている。こういう欺瞞はやめてくれと思う。 読んだ感触として、言語学のはなしと雑学な交互に続きエッセイで締める感じ。じゃあ最後のエッセイだけ読みたかったよ。 本業をしつつ、ゆる言語学をやりながら執筆をし、完成まで持っていったのは素晴らしいと思うし、これからも続けていってほしいが、全体としてファンメイドな作品でそれなら本編(ゆる言語学)を聞けばいいと思った。 youtuberの本は買って後悔してばかりだが、考えれば当たり前で本を書くほどのネタがの残ってないんだろう。ミーハーならむしろ芸人の本を買うべきかもな、若林なんかすごい良かったし。

- たろ@street_18382026年3月7日読み終わった読みやすかった!いろいろ発見があった 知らない分野とか専門用語も多かったけど、比喩とか噛み砕いた表現を多く使っていたおかげで理解しやすかった これから会話する時に頭の中で何が起こってるのか意識してみたい


itshin@it_shine2026年3月2日読み終わったラジオ「飛ぶ教室」で水野さんを知って、そこから「ゆる言語学ラジオ」を聴き始めた。面白くて過去回を漁る日々。 それと同時に、本も出ていたな、と思って本書を手にした。 人が何かに興味を持って、それについて調べて詳しくなる。一夜漬けの知識ではなくて、しっかりと身になっている知識、というか、何かの体系。そして、それは人生を変えるかもしれない。自分を知る、あるいは、自分ではない誰かのことを知る、相対化するきっかけにもなる。いろんな人のことを慮るきっかけになって、そのことによって、文化は、人類は、もっと豊かに、暮らしやすくなる、かもしれない。 会話のターンテイキングに0.2秒しかかからない、というのがこの本のテーマというか、道筋なのだけど、『言語学』の導入として、とても面白かった。とてもためになったし、特に終章の吃音や、ASDの話が良かった。むしろ、あそこだけで一冊読みたいくらいだった。









Yuri@yuririri682026年3月1日読み終わった言語の雑学的な内容で広く記載されていて面白かった! ・視覚的か言語的に思考するか ・フィラー(あのー、えーっと)には意味がある ・ジェスチャーは言語化する上で大きな役割を担っている ・日本語話者の会話は世界的にみてもせっかち 著者の水野さん学部は違うけど、大学の同級生だった



みつば@mitsuba328292026年2月27日読み終わった会話の中で、1人の話者が話し終えて、次の人が話し始める(ターンテイキング)時間は、平均してたったの0.2秒(200ミリ秒)しかない!なんなら日本人はもっと早い! わずか0.2秒でレスポンスをするために、私たちの頭の中ではどんな言語処理をしているのか?…それを言語学の視点から考えると…これだけのことを短時間で毎日やってる私たちすごい!と自信を貰える! また、「言語文化の違い」を知ることで、悲しいディスコミュニケーションや偏見を減らすことができることも書かれていて、他者の文化や事情を考える優しさも学べるきっかけになると思う。 専門家ではなく、「一、言語学好き」として書かれているので、事例もたくさんあってわかりやすい。
ちゃおくりー@qiaokeli2026年2月26日読み終わった図書館の待ち人数が三桁で4ヶ月待ちで回ってきた。 ゆる言語学ラジオは時々聴いている。本の方は言語学入門編のそのまた入門編という感じだろうか。言語学を多少齧っている人にとっては特に新しい話はない。入門編であるならばもう少しカジュアルでも良かったのではと思ったり。

汐見@siomi2509272026年2月25日読み終わった「ゆる言語学ラジオ」の水野大喜さんの本。 会話の中で相手の言葉を聞いてから、自分の言葉を発するまでの0.2秒の間にどのような処理が行われているのか。 関連する言語学の主要な説や研究者を取り上げながら、分かりやすく論じられている。 終盤、「200ミリ秒のターンテイキング図式化」を見ると圧巻。相手の発話に対して、聞き手は文構造を解析し意味を推論・解釈し、会話の切れ目(自分の発話のタイミング)を伺いながら応答内容を考え文章にして…ということを頭の中で行い、タイミングが来たら応答を口にする。意識するとまともな会話ができなくなりそう!と思った。 実際にはこんな応酬を日常的に行なっていて、その日常的に行なっていることに着目するとこんなにも面白いのだ、という本。


結@yi_books2026年2月22日読み終わった人文書と聞くと身構えてしまいがちだが、難しい研究内容をかなり一般に、わかりやすく噛み砕いた上で、分かりやすい例示をセットで提示してくれるような構成になっていてとても読みやすかった。 著者が研究者ではなく言語好きである故の分かりやすさが絶対にあるなと。 私自身、例えば仕事中に頭の中で構想していたものを同僚に説明する時に、言葉より先にフィラーやジェスチャーが出ることが多いと自覚しているのだが、本書ではその間に自分の脳内で何が行われているかが研究内容を元にわかりやすく言語化されており、日々無意識に行っている思考を改めて認識することができた。 一般的にフィラーやジェスチャーが多いことは、特に仕事をする上ではマイナスなのではと自身を客観視する度に感じており、改めた方が良いのではと考えていた部分でもあったので、一概にそうではないと知れて良かった。 また、終盤にあった「会話の流暢さと能力主義の関係」の内容には身につまされる思いがした。 運良く私も会話のターンテイキングの速さには適応できていると自認しているので、そこに潜む暴力性については自覚しておかなければならないと自戒した。 著者と私が異なるのは、私はおそらくビジュアルシンカーであるということ。 ビジュアルシンカーである一方で、幼少期からの訓練(というよりは主に読書量だとは思うが)である程度レベルまでは言語化能力を身に付けられてしまったため、努力で言語化能力はなんとかできる!と体感してしまっている節があるのがよりタチが悪い。 20代のうちに自身の特性に潜む加害性や暴力性を認識することができて良かった。







冷静麻雀太郎@MahjongTaro2026年2月19日読み終わった読了 いつも見てるゆる言語学ラジオの水野さんが著者であるのと、言語化に関心のある友人から薦められて かなり大きい問題を、決して専門家ではない水野さんが解説してるからか、いい意味で分かりやすく面白い。また水野さんの手探り解説から、先生からの一方的な講義というより、大学の物知りの先輩と話しているかのような親近感が湧く。ラジオもそうだけど、詳しい解説より面白い内容であることを重視してるからなのか?


あるる@aru_booklog2026年2月14日読み終わった筆者が学者ではなく言語愛好家ということにまず驚く。そのおかげでとにかく読みやすいです。言語学に興味のある高校生が読んだら、言語学って何を研究してるの?がざっくりわかると思う。統語論とか生成文法とか久しぶりに聞いて胃が痛くなってるよ。樹形図は本当にキリキリします。 これだけ言語というものに愛を持ってアンテナを張っていると、日常のエンタメなども研究、考察対象になるんだなと本文の例を見て思う。ただ同じ動画を見るだけでも何倍も刺激的だろうなぁ。 方言と自閉症の話、しっかり読みたいなと思った。関連書籍を全部載せてくれているのも助かる。










きりこ@umi_no_soko2026年2月10日読み終わった気になっていた「あのー」と「えーと」の違いも含め、第四章が一番興味深かった。 普段何気なく人と会話をしているけれど、その中にこんなにも様々なプロセスがあるのか!ってなんだか感心したし、言語って面白いなぁと思った。




ヨツツノ@yomumuno2026年2月5日読み終わった2026年読了本電話に苦手意識を持っていたのだが、会話のターンのタイミングを読むための音声以外のヒントが窺いづらいことが問題だったのかもしれないなと本書を読んで思った。
LUCiA@gogo2026年1月24日読み終わった予約注文までして買っていたのに積読して、ようやく読んだ!読んでるあいだに1on1と言うYouTube番組で水野さんがこの本についてしゃべってるのとかも見て、理解が進んだ。 言語学的な話は分かりやすいものもあれば、ちょっと難しいものもあったが、、、 この人、すごくまじめで心優しい人なんやね、と思った。ひとつひとつの文章に誠実さがあふれているように感じた。私ならあそこまでお喋りが得意なら、得意絶頂でオラオラしてしまいそう。 残念ながらお喋りは苦手なんよね。この本にもあるサッチャーさんのエピソードに激しく同意する。これ、わたしやー!って。 最後のあとがきにもちょっと感動。良い本でした。
- Hisae@honyomuyo2026年1月17日読んでる言語学、特に文法論に学生時代から苦手意識があり、英語もドイツ語も習得にはインプットをひたすら増やして感覚を掴むことを優先してきたのだけれど、翻訳の仕事をするうちに母語の日本語を文法的に解体できる能力が必須だとようやく思い至った今日この頃。 Let him have itの部分は解釈が英国で分かれたという点も翻訳よもやま話的におもしろい。 文の成り立ちを樹形図で表したときに「自分自身」が「僕が(私は)」より下の位置にないと「自分自身」にたどり着けない、という表現もすてきだ。 自分自身にたどり着けない!ここ最近インスタでよく見る「自分自身、」から始まる文章に何か変じゃないかともやもやしていたのだが、その正体はこのたどり着けていない「自分自身」の位置にあるのではないか。 ひとまず79ページまで読んだ。




うんこ!@Akitainu_4462026年1月17日読了自分は会話が得意ではない部類の人間だと思う。本書で触れられているフィラーが他の人よりかなり多い自覚があって、就職活動でも苦労した。そんな状況でも「よく物事を考えて話してくれる」と評価してくれた会社があって、ものすごく嬉しかったことを思い出した。世の中的には“言語化”で評価されやすい/しやすい傾向だけど、それもただ一つのスキルであって、思考や人間性を一括りにするにはあまりにもったいない風潮だなと改めて感じた。
- なまけもの@lazy_sloth2026年1月6日買った読み終わった読み終わり。水野さんの懸命な語り口が想起されて良かった。 言語(読む、書く、聞く、話す)の認知処理過程、コミュニケーション論の話だったので、仕事の本を読んでいるような気分になったのは誤算だったけど。ASDと方言に関するトピックまで取り上げられていたのはびっくりした。あの本、私も読んだな。

もぎこ@y_mgk1212026年1月5日読み終わった言語学学生時代もっと真面目に勉強しておけばよかったと思うことはしばしばあるが、そんなことはないと強く主張したい いびつなまままっすぐに言語とそれを取り巻く事象、そしてそれらを操る自分自身と出会い直す壮大な旅路
どり@hoteyemask2026年1月4日買った読み始めた読み終わった言葉にふんわりとでも興味がある人であればスルスルッと入ってくる内容だと思う。人文学系の学問に対する水野さんの所感が素敵だった。 反省の仕方、啓蒙の仕方がとっても爽やか。
えび@ac_j192026年1月3日読み終わった言語学っておもしろそう…と最近感じているので読んでみました。参考文献が豊富に載っててすごいけど、専門的なものが多そうなので、まずはpodcast聴いてみます。
+oRu@tn022026年1月2日読み終わった言葉の不思議・力・限界・多様性などを学ばせてくれた本 話者交代の時間「ターンテイクキング」が平均0.2秒 速いパンチの応酬を連想させる。 言葉は便利なツールだが、限界がある。 発話は奇跡といってもいいほどの情報処理をおこなっている。 ある現実を「言葉」「ジェスチャー」に置き換える過程で当然にノイズが入る。 普段意識していない個人差や地域差も大きく、 自分が普通(当たり前)という感覚にはもっと謙虚さが必要。 間、フィラー、オノマトペなど普段考えない事象について考えるきっかけとなった。 流暢に話せる人は、メカニズムを知ることでそこに潜む暴力性に気づける。
みっつー@32CH_books2025年12月19日読み終わった「言語化」という言葉をSNSなどでよく見かけるようになった。 自分が出会った事象に対して「言語化できるのがすごい」とか「言語化できるスキルが欲しい」など、頭の中でその場に適した言葉を抽出し、文字に起こしたり、口で発する事ができる人間に、人は憧れを抱き、時にはコンプレックスを意識させる。 私個人としては、人とコミュニケーションを取ることは好きだ。 相手の考え方を知ったり、どういう映画を見てきたのか、どういう人と関わってきたのか、そういう話をして知見を深めたり、時には世間とのズレをアップデートしたりしようと努めたりする。 しかし、心の中のどこかで、完全に、人と心を通わすのはやっぱり難しいと思う場面が往々にしてある。 自分の放った言葉が場の空気を止めてしまった時、相手の意見に納得できずにヒートアップしてしまって喧嘩になってしまった時、話している事が理解できなくて悔しい思いをした時、コミュニケーションの難しさを痛感する。 そのほとんどが自分のプライドや、素直になれない気持ちからくるもので、やるせない気持ちになる。 そんな時に、この本が目に留まった。 著者の水野太貴さんはYouTubeやPodcastで「ゆる言語学ラジオ」という言語学についての音声配信を行なっている方で、ちょうどこの本を読み始める少し前から聞いていた。 軽快に、楽しそうに、言葉の不思議を語る声が印象的な方が出している本なので気になってからはすぐに購入した。 この本を読んで思ったのは、自分が「心の底から言葉について考えた事がなかった」ということだ。 多少なれど、映画や小説、それに実生活においてのお喋りなどで、自分自身は言葉というものを理解しているつもりになっていた。 けれど、読んでいるうちにどんどん知らない世界に連れていかれる、というかもはや「言葉とは…?」「話すとは…?」という思いに駆られる。 でもそれが気づきや、楽しさに変わる瞬間(結構本気で分からない部分もあったのだけど…)もある。 人は「はい」と「いいえ」だと「いいえ」の方が回答までに時間がかかる話だったり、「あのー」とか「えーと」などのフィラー(発話の間に挟み込まれる意味のなさそうな言葉)のお話も面白かった。 特にフィラーに関しては、ゲーム実況を撮っている上で、意識はするけれどやっぱりどうしても発してしまう部分で、ゲームのムービー演出上カットできないことも多いため、悩まされる事が多かった。 けれど、本書の中ではフィラーはもっと「大事にされてもいいのでは?」と書かれていて少し勇気付けられた気持ちになった。 そうなのよ。 「あのー」とか「えーと」って言ってる時ってなんで伝えたら分かりやすいのか、とかめちゃくちゃ考えてるのよ。うんうん。 あとがきに書かれていた言葉をお借りすると、人が生きる上で大切なのは「歪さ」だと思っていて、人が完璧でないのは大前提として、自分の知識も、思想も、プライドや、人との関係も、それら全ては綺麗な形なんてしていなくて、いろんな形や、厚さ、色、柔らかさ、それらが違っていいのではないか。 コミュニケーションにコンプレックスを抱く時、自分たちには言葉や、ジェスチャーで、相手に伝える事ができる奇跡のような力を持っているんだと思わせてくれる大切な一冊となりました。 とにかく、楽しく、分かりやすく言語学を語ろうと試行錯誤して書いてくれたんだろうなという文章が暖かくて最高でした。 またどこかで言語学の本と自分に向き合おう。


RS@shibuyalty2025年11月25日読み始めた読み終わったやっぱり言語学面白いなと思った。自分はそんなに流暢に言葉でないタイプだけど、普段の会話にこれだけのプロセスがあると思えば、それは恥ずべきことじゃないんだし、焦らず自分らしく言葉紡いでいけばいいや。 意味論が白眉
しおり@Kaffee58882025年11月21日読み終わった言語学をしっかり学んでいる人には物足りないのかも?と著者は言っているので、多分そうなんだろうけれど私には十分すぎるくらい面白い書物でした!(物足りないと言うか突っ込みきれてない部分が多い)ここから言語学の沼に入って行くには良い書物なのではと思います。 我々日本人、こんなに大量の処理をして会話をしているのかと改めて文章に起こされると驚いてしまう。え、私ってもしかして凄いのかも、となんだか普通に会話できている私を褒めたくなる書物。ありがたい。自己肯定感爆上がり。 たまに私は会話している時にどう返事したものか…と止まってしまうことがある。それを自覚するともっと焦ってしまうのだが、そうか、脳がこの工程を踏んでいるから仕方ないのか…と理解した。しゃあない。会話より言葉で書く方が得意なのも、多分このせいだろう。みんな読んでほしい。そして急かさないでほしい。 あと、「うーん」「あのー」「えーと」、この三つの違いが面白かった。これって違いあるんだ!というより「そういえばそうだなぁ…」と思い、日本人って0.2秒でそこまで行き着いている人種だとすると…凄すぎる!?と、改めて日本語を話す自分自身に驚いたりしました。面白かった!




すべての本読み読み委員会@nadare2025年11月5日読み終わったソシュールの講義は当時不人気だったが、死後、弟子が「思い返せばあの講義すごかったのでは?」と思い数少ない生徒に協力を仰いで、世に出した話がアツくてよかった。/ 11月からの記録を今さら付けます… いくぜ!🏄♫(本年はこのようなことはしません😔)
のっぽ書店@harabook2025年11月1日ちょっと開いたまた読みたい読んでる途中でやめた大好きなゆる言語学ラジオの水野さんの著書だからちゃんと読みたいけど、たぶん今じゃない。一人でいる時にじっくり読みたい。
-ゞ-@bunkobonsuki2025年10月28日ゆる言語学ラジオでパーソナリティを務める著者が、「私たちはどうやって会話をしているのか?」を解き明かそうとする本書。 タイトルにある0.2秒とは、私たちが会話において話し手と聞き手が交代する時間だ。私たちはわずか0.2秒で①聞いた内容を整理→②話す内容を考える→③複雑な発音で伝えるということをしているのだ。 自分たちが普段やっていることを理解し、問い直し、深く知る。人を解明しようとする営みは、このような知を生み出してくれる。 著者自身は「言語学を専攻したわけではない」と断っているが、むしろ専攻していないからこそ入門書のように言語学を解説できたのだと思う。



だっしー@chik_4482025年10月24日読み終わったReadsで知ったReadsでしばしば目にして興味を惹かれたので購入。読んでいてめちゃくちゃ楽しい。 我々は話し手聞き手を交替しながら会話をするが、その話者交替にかかる時間は0.2秒だそうだ。それほどの短時間に我々がどれほどのタスクを処理しているのか、その奇跡を軸に言語学の基本を紹介してくれる。 自分としては、生成文法の枠組みで「自分自身」という語の用法を分析する箇所がとりわけ面白かった。 まえがきの「僕は一介の言語好きだ」で一気に惹かれ、終章の「(人文学には)『自分と出会い直せる』という魅力がある」という一節にグッときた。


- ちゃんなえ@yatta__092025年10月17日読み終わった人文学を学んで何になるのか、そんなもの役に立たないだろう、好きなことできてうらやましいわ〜 (一応)元言語学徒として、言われたことのあるものだ。 でも、言語学って面白い、人文学は自分と出会い直す学問である。 そうやって発信してくれること、素直に嬉しくなった。 「ゆる言語学ラジオで話してたやつだー!」「大学の授業でちょっとやったことあるやつだー!」が、リアルにできて楽しかった。 買ってよかった、読んでよかった!水野さんありがとう!

成瀬雪夜@Yukiya_392025年10月14日買った読み終わった読書メモ▪︎概要 話者Aと話者Bがいたとき、話者Aが発話し終えてから話者Bが話し始めるまで、わずか200ミリ秒しか要さないという実験結果から、これを実現するには何が必要かを探っていく。軸として0.2秒の謎が通されているが、その実言語学の面白い部分をつまみ食いしていく構成になっている。 なお、なぜこれほど素早くターンテイキング(話者交代)が行えるのかについては踏み込まない。というか、問いが壮大すぎて踏み込めない。 ▪︎所感 ひたすら情熱を感じる本だった。 言語学、あるいは人文学はこんなにおもしろいということを、身近で具体的な話から言語学の理論に持っていくことで語る。 研究者でない一般人がここが面白い点だと判断したトピックの詰め合わせであるため、難解すぎるということもなく理解できる内容になっている。そしてそれが、ターンテイキングという軸を通して語られることで、謎解き形式になっており、ストーリーを追うように進むため読者としても読み進める手が止まらなくなるうまい構成だった。 すべての日本語話者が読者想定として当てはまる良書だと思う。

A@ghdhijzhn2025年10月12日読み終わった「ヒトがコミュニケーションをするうえで、相手にうまく意図が伝わらないのはしょうがない。(p.85)」 人とコミュニケーションを取ったり話すのが苦手で、1人反省会をすることも多々あって… でもそんなに考え込まなくて良くて、つぎつぎ〜!!ぐらいの心持ちでいいんじゃないかなって思える本だった。 例がわかりやすくてスラスラ読めた! 声を発しにくいので出しやすい単語に変換して話すとか吃音のところはとても共感できた。
yt@yt2025年10月9日読み終わったあっ、この人、今しゃべり終わりそうなサインが出てるな、次は私のターンだな。 で、しゃべるまでが0.2秒。 ゆる言語学ラジオの人がゆるく詳しく語ります。 「あのー」「えーと」「うーん」の違いとか考えたこともなかったけど、自然と使い分けてるのすごいね。 読めば読むほど人の言葉選びはLLMなんだなって思えた。 会話のやり取りでキャッチボールされている呼吸のような合図もすぐに機械学習できそう。 AIもフィラーやジェスチャー入れるし。 悲しいような、やっぱそうだよなという諦めなような。 ここからもう一歩ジャンプするような論は可能だろうか、考えたい。 これでもうアグリーとかコンフリクトとか言う人に偏見を持ちません!







時雨崎@rainstormbook992025年10月4日読み終わった心に残る一節"すらすらしゃべることを要求するのは暴力的ではないかと感じた。" 相手の発言が終わって自分が発言する自然な間として許される時間、それが0.2秒らしい。 語用論や生成文法、意味論、会話分析、非言語要素(ジェスチャーをはじめとした会話のサブ的要素)など引き合いにして、0.2秒の間に頭の中で行われていることを紐解いていく。 終章では吃音や自閉症スペクトラム、地域差によりこの0.2秒で行われることが掛け違いになることや、流暢=能力と受け取られやすいことの問題性にも考察を述べている。 あくまで本職の研究者ではないからこその在野視点で、身近な視座から展開される話は気づきが多い。とはいえ専門書でしっかり裏付けはとっているので、一読で理解はなかなか難しい…時間を置いて再読したい。



- ふかふかページふかふか@Mt_b_page2025年10月2日気になる新聞に載っていた。 「言葉はインテリからヤンキーまで全員が使っていて、かつ面白いことに、みんな一家言あるんです」 「流暢に話せない人にいらいらする、という人には、特に読んでほしい。寛容になるとは、仕組みを知ることだと思うんです」



- ほしの@ho4no_10282025年9月30日読み始めた会話に気疲れしてしまうのは何故か、どうしたら会話を楽しめるのか、そんな疑問を解消するヒントはないかと読み始めました。これで少しでも、一人反省会する時間が減るといいな…。



まるめ@marume_bk2025年9月25日読み終わったゆる言語学ラジオリスナーなので、まずは水野さんの単著が読めて嬉しかった。 ラジオでも紹介してくれていた内容もあり、今までの振り返りのような気持ちで読んでいた。 吃音の話は特に興味深く(自分自身がやや吃音気味なので)、言語学というひとつの軸から自分の身近な話が引き出されるのが面白かった。



ぱんだちゃん@pandamental2025年9月24日読み終わった水野さんの人柄が大いに現れている文章であった。 ゆる言語学ラジオリスナーは、水野さんが少しずつ言及している話なのですんなり頭に入ってくると思う。 読売新聞の記事を読んで、母が気になるというので、食い気味で「読み終わったから貸そうか?」となった。
かど@kado_yire2025年9月20日読み終わった仕事では言語化を推し進め、読書でも言語化してアウトプットすることを重視しているが、その言葉についても知らないことがこんなにある。 しかも、世の中には言語化できないことがたくさんある。 人文学は奥深さを知る学問だと思った。


- スギ@sugi09372025年9月19日読み終わった読了 ストーリーが1本しっかり通っていたので、 迷子にならずに読み進めていけて、面白かった ゆる言語学ラジオをよく聞く身としては 進研ゼミのごとく、「ラジオで聞いた話題だ!」で各トピックに親近感を覚えながら読み進めていけた。 普段動画を単発で面白がっているが、 本として1本のストーリー上に各言語学の知見が乗ると それぞれの関係性が見えた気がして面白かった。 本を読むほどに、もう一度関連する動画を見返したくなった。 刹那の間で交わされる会話について探求していくこの本。 最後の結末の部分、結構意外でなるほど!と感じたのと同時に 水野さんが人文学を通じて、自分の特性がたまたま社会的に優位であることに気づく流れは幾度となく動画でも連れて行っていただいた景色だ。 自分ができないことに日々着目してしまうが、 できることに対してある種の異常性を認識しつつ、 都度、我が身を振り返りたい。 あとがきを読んで、 書き始めたきっかけや監修の先生方への想い等、 動画を拝見し知っているお話が多々あったにも関わらず 涙がこぼれた。 おそらく当時炎上されていた心境への同情と 監修の先生方の懐の深さに惹かれて。 監修者の先生方のような、こんな人間になりたいな と 水野さんのように、こう考えられる人間でありたい と感じた。 それはそれとして、今後間違いなくこの本の影響で 会話の途中に様々な事象に思い馳せるのだろうなと 楽しみ半分怖さ半分。


- 糸太@itota-tboyt52025年9月19日読み終わったどの章も興味深い。でもページ数が少なすぎやしないか。もっと読みたい。巻末に言語学の先生方の文献も紹介されていたが、いや、そうじゃない。水野さんの文章で、さらに詳しく紐解いてほしいのだ。 と、勝手なことをお願いしたくなるくらい、素敵な書き手だと思った。やはり次回作を期待してしまう。


蟹@kanibook-92025年9月18日読んでる『p.89,90 僕は意味について、全くわかっていなかった。そしてあなたもおそらく、まったくと言っていいほどわかっていないだろう。賭けてもいい。(中略)あなたは「ネコ」の意味ですら、満足に説明できない』 「ネコ」の意味について自分なりに書き留めてみる。ネコとは四足歩行で生活する哺乳類のうち、三角形の耳が頭から上方向についた生物。 私は動物が苦手なため、猫を含む動物への解像度が非常に低い。猫のアイデンティティは三角形の耳しかないのだろうか。。 「新明解国語辞典」を引いてみる。 『p.1201 ねこ-家に飼う(愛玩用)小動物。形はトラに似て敏捷(ビンショウ-素早い様子)。暖かい所を好み、ネズミをよくとるとされる。品種が多い。』 意外と耳についての記載はないのだな。愛玩用に飼育する動物と言うことでだいぶ含意するものを減らせるのかと感心した。 『p.95 事故などで足を一本失ったネコを想像してみる。(中略)あなたは、事故で足を失ったネコはネコではないと思うだろうか?』 脱帽である。一般的に「ネコ」とはその傾向があるが、全てを含む説明にはなっていなかった。 意味が意味するものとは?と言う議題が果てしないということを体感できて面白い。

n7se@RN_872025年9月15日読み終わった最近、あんまり言葉を上手く伝えられないな〜、自分の意図と違うように伝わっちゃうなということが多かったので、読んでみた。自己啓発系は少し苦手なので、こういう時はどうしても人文書に頼るんだけど、自分を客観的に見れるから、あーなるほどそういう事だったのかとロジックで分かって面白い。「ね」と「よ」の使い方の違いの解説が面白かった。無意識でやってることを説明されてしっくり来るときの、へぇ〜!面白い!ってなるときの感覚が好きです。
ぱんだちゃん@pandamental2025年9月10日読んでるゆる言語学ラジオリスナーで水野さんの大ファンなので、もちろんバリューブックスで予約して買って、届いてからちびちび読んでいる。 推しのライブを見てる途中で、もうすぐ終わっちゃうのが切なくなるのと同じ感覚になるのでゆっくりじっくり読み進めている。 早く読みたいけど、読み終わりたくない!の狭間のたたかい。

ゆけまる@yukemar_142025年9月9日読み終わっためちゃよかったー!間違いないのはわかってたけどよかった。「学問」の本なので扱う内容には複雑なものもあるのに、必要なところに必要な例を置いてくれていたり、噛み砕いて説明してくれたりしたおかげでつまづくことなく読めた。「絶対に読者を置いていかない」的なこだわりを感じた。 会話版『プルーストとイカ』って感じがする。当たり前にやっているように見えるけど、実はすごいことなんですよ、当たり前じゃないんですよ、っていうのを教えてもらえる。(そして当たり前の内に潜む暴力性も) 言語学とか特にそう思うのだけど、当たり前にできていることを改めて考え直すような話って「ふーん」ってなってしまうこともあるような気がするのだけれど、著者本人が「おもしろい!」って思ったポイントを軸に話しているから、おのずと読んでいるこちらもおもしろく読めるのかなと思う。あと、結構「話がそれる」んだけど、そこにこそ妙味が詰まっているような気がした。あとがきにあった「いびつさ」の話も含めるとなんだかとても味わい深いなぁと思う。
サリー@BIG_STAR_SALLY2025年9月9日読んでる読み終わったゆる言語学ラジオで取り扱った内容を、「0.2秒のターンテイキング」という切り口で整理した一冊。「普通の会話」が孕む権威・暴力性への指摘は意義あるもの。


Hinako@Lady_Hinako2025年9月8日読み終わった何でも言語化するのがブームがありました(今もそう?)よね。確かに何でもスラスラと言語化して喋れる人はカッコいいけれど、私はそのブームには少し否定的で言語って思ってる事の数%しか表現できないなぁ〜それよりフィジカル表現や感覚の方が信頼できるよな。と思ってたのでかなり励まされた気持ち。体系化できそうでできない物、抽象的に例えるなら生きた物を取り扱うのは水野さんみたいな真ん中の?立場の人だからできる事だなぁ〜と思った。フェチと言う生き物を扱っている私の立場でできる事は?などと自分に目を向けてみたりした。
Yoshiki@ys_122025年9月8日読み終わった構成が良すぎる。 章の繋ぎが爽快。集中力のない読者にも優しい。 思わずnote書いた。 https://note.com/yck/n/n0a959bef3b91

- スギ@sugi09372025年9月4日買った読んでる昨日、予約していたこの本がバリューブックスから届いた。 今日から読み始めているが、もう面白い 脳内で勝手に水野さんが語りかけてくるかのような 読みやすい文章に面白い内容。 これからじっくり読み進めていきたい

- ドミノ@fenomeno8242025年9月4日読み終わった具体↔抽象の行き来が丁寧で読みやすい。 冒頭の壮大な問いから展開し、終章での意外性のある着地が待っている。 特に、吃音を音声学から分析できるというのは初めての気づきだった。

いま@mayonakayom222025年9月2日読み終わった私達がわずか0.2秒で話者を交替し、会話をするのにどのような処理が行われているのか、について解きほぐし、辿り着いた最後の結びもよい。学ぶことの面白さがつまっているし自分も学びを続ける人でありたいと思う。 フェラーの話がゆる言語学ラジオの相槌の回に通ずる所があり印象的。


くまこ@iitenamoko2025年8月30日読み終わった今まで知らなかった世界の見方を知れた。 例えば、カタカナ語を多用する人には自分には想像できていない理由があるのかも、と考えられるようになりたい。 問いが大きすぎて、この本も「ゆる言語学」なのかもしれない。でもそれ以上に、人生を広げる物の見方を教えてくれた。

ハム@unia2025年8月29日読み終わった語用論、統語論、意味論といった言語学の初歩に触れつつテーマとなる「会話の0.2秒の謎」に迫る構成が良くて読みやすい。 言語学的には大きな問いではあるんだけれど、問いを追う過程で見えてくる新たな問いや気づきに丁寧に向き合うスタンスが印象的。 「言語学とは、言語化に対する過剰な信頼を相対化できる学問なのである」 言語化が熱く叫ばれる今だからこそ心に留めておきたい。 人文学の価値を「自分との出会い直し」とするのもステキな捉え方だと思う。 言語学の魅力を惜しみなく伝える熱量が感じられるだけでなく、ひとつの問いからその周辺に視野を広げる大事さを学べる一冊でした。









つつつ@capyandtsubasa2025年8月28日読み始めたお盆の帰省でしばらく本読めてなかったので久々読書。 この本を順番に読み進めていくと、水野さんのリサーチの軌跡を追えるそう。最近、他人がどうやって何かを学んでいるのか興味があるので、これは楽しみ。

- Arcsin3510@Arcsin35101900年1月1日かつて読んだゆる言語学ラジオから。 グライスの公理から会話の意味(皮肉の文章が何故皮肉を伝えているのかなど)を説明できるということを知れただけでもこの本を買った元が取れた
おいしいごはん@Palfa0461900年1月1日読み終わった最近少しゆる言語学ラジオが気になっている。 というのも、少し前までは否定的な感情が多く意図的に避けていた。過去炎上した件もそうだが、こういったコンテンツは厳密さと面白さのバランスが難しいと考えている。 この辺りについては、あとがきで水野さん自身が触れていてとても興味深かった。 個人的には、発信者が気をつけることは勿論重要だけれど、受信者の協力あってこそだと考えている。刺激ばかりを求めて根拠に注意を払わなかったり、逆に批判ばかりで完全なもの以外を認めない姿勢は資本主義の社会においてこうしたコンテンツの発展を妨げるのではないかと考えている。 上手い味わい方ができるように最近模索を続けているが、本書は自分には思いつかない視点も多く面白かったし、それを過度に受容しすぎない程度に味わうこともできたと思う。


































































































































































































































































































































































































