酒呑童子 "暇と退屈の倫理学" 2026年5月5日

暇と退屈の倫理学
日頃感じていた「なぜか満たされない」という感覚が、きちんと言葉になっていることに気持ちよさを感じた。 特に印象に残ったのは、気晴らしをすればするほど退屈になるという構造が、消費のあり方と結びついているという点だった。何かを満たそうとしているはずなのに、むしろ空っぽになっていく感覚には覚えがあり、とても腑に落ちた。 また、「贅沢=浪費」という考え方も興味深かった。能動的に使う時間こそが贅沢であるという視点は、自分の時間の捉え方を少し変えてくれるものだった。 読み終えて、「何かを変えなければ」と思うというよりは、これまで自分が感じてきたことや過ごし方を、「このままでいいのかもしれない」と受け止められたことが大きかった。
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