篠田真貴子
@makikoshinoda
2025年3月19日

読み終わった
何が著者を「できるビジネスパーソン」像へと駆り立てたのか。
本書は駆り立てられた結果、双極性障害を発症した著者が、それでも弱さと共に生きていくべく、「弱さ」とは何か、どう解釈すれば「強さ」を求める社会で生きていけるか、考察の道のりを記した作品だ。
しかし、そもそもの出発点である冒頭の問いは、あまり深掘りされていない。
著者にとって自明なのだろうか。もしかして、私がこの点を疑問に感じること自体に、恵まれた勝ち組の分かって無さが表出しているのだろうか。マリー・アントワネットが「パンがなければお菓子を食べたら良いのに」と言ったくらい、私はズレているのだろうか。

