
とーど
@toutoutoudo
2025年3月19日

1984
ジョージ・オーウェル,
田内志文
読み終わった
ディストピア小説。ブルーベルの花が出てきてからずっとヨルシカのへびがBGMになっていた。
主人公が誰に愛されるのかによって本は誰に向けて描かれたものなのかわかる気がする。ジュリアがスミスに手紙を渡したところの違和感がすごい。
自分はある程度の自由の中でのびのび生活できていると思い込んでいるが、今現在もどんどん自由の円は狭まってきているのかもしれない。気がついた時には両手も伸ばせないほどの広さしかない空間に閉じ込められて自由を奪われたことも気がつかないで自分は自由なフリをしている図。ご自愛のカルチャーを見ると感じる。
従属するフリをして思想が自由であればそれは勝利だと思っていたからそれを超えていったラストだった。異端者をただ排除すれば、排除した者が正しくなく異端者が正しいとなる。ならば異端者の思想を正常されているものに変更してから排除する。異端者の思想を2+2=5にする。
独裁者のみに愛を向ける世界って脆くならないかって思ってたらすぐに反論されてて笑。ジュリア愛しているからのビックブラザー愛している。
個人間の愛情を頼りに作られていた世界が個人主義になっている。この個人主義が意図的に作られていたら今の日本もディストピア。





