パン·オ·ショコラ "アイネクライネナハトムジーク" 2026年5月5日

アイネクライネナハトムジーク
久しぶりの伊坂幸太郎作品。やはり良い。 本書はご本人があとがきで述べているように、泥棒や強盗などの特徴的な人物や奇妙な設定がほとんど出てこない。その代わりに、日常のふとした気付きや会話がアクセントになっており、様々な場所に魔法が宿るように物語は続いていく。 連作短編集ということで、ラストの"ナハトムジーク"ではバラバラだったピースがピタリとハマるような仕掛けがとても心地よく、あぁ、やはり伊坂幸太郎だなぁと思った。奇抜な設定や人物がなくても、伊坂幸太郎は伊坂幸太郎なのだ。
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