
ぽんぽこピッツァ2号店
@tamagodyeah
2026年5月5日
spring
恩田陸
読み終わった
読書記310
面白かった!ひとりの天才、萬春を周囲の人々の語りから浮かび上がらせる。
周りから見た春は、天才で、ユニークで、淡々としていて、なんの問題もないように見える。
でも最後の、春自身の語りによって、彼もやはりひとりの人間だったんだと感じた。問題はあって、特別に想う存在もいて、でもやっぱり天才。
バレエという芸術を、言葉で表現した恩田陸の文才にも舌を巻く。春が、世界を理解するため、表現するために使ったのが踊りなのだとすれば、恩田陸はそれを言葉で続けてきた。
バレエを観てみたい!と思わされる作品だった。さすが恩田陸。