
K野
@knocano
2026年5月6日
ブレイクショットの軌跡
逢坂冬馬
読み終わった
借りてきた
感想
自動車期間工の昴は勤務の最終日、同僚が作業中のSUV車「ブレイクショット」の内部に余分のボトルを落とすのを目撃したが、言い出せないうちに作業終了の時間が来てしまう。
ハゲタカファンドの副社長の新車、善良な板金工がようやく中古で迎えたマイカー、悪徳不動産の社用車、紛争地域で改造された軍用車…章ごとの主人公の周りに現れる「ブレイクショット」と、彼らを取り巻く出来事が大きなうねりになっていく。
…いやめちゃくちゃ面白かった…!舞台はコロナ禍前後、本の発行は昨年3月だけど2026年春にあまりにもマッチした内容でゾッとするほどだった。
このミス6位だったし確かに後口として良質ミステリを読んだような満足感なんだけどとにかく人間ドラマとしての凄まじさに打たれた。
伏線が一つ巻かれる度に「ありがとう…!そこ気になってた…!」の気持ちが次々湧いてくる後半の快感がすごかった。はー…いいものを読んだ


