
ユメ
@yumeticmode
2025年3月19日

本のある生活 BIBLIOPHILIC BOOK 本と道具の本
どむか,
パンス,
ナインストーリーズ,
リアン・シャプトン,
BIBLIOPHILIC,
Leanne Shapton,
Okadada,
Riverside Reading Club,
中村秀一,
今泉泰輔,
作原文子,
内沼晋太郎,
古川耕,
クラフト・エヴィング商會,
多屋澄礼,
大八木孝成,
安村正也,
安田謙一,
小田原のどか,
小田雄太,
小谷実由,
山下陽光,
山崎まどか,
山本多津也,
川原瑞丸,
後藤護,
押野素子,
持田保,
松永良平,
林央子,
水上文,
永田希,
池澤春菜,
牟田都子,
牧奈央子,
生きのびるブックス,
相田智之,
花田菜々子,
若林恵,
野中モモ,
阿久津隆,
須藤謙一,
髙城晶平
読み終わった
感想
読書用品ブランド「BIBLIOPHILIC」による、「本と道具」「本のある生活」をコンセプトにした本。様々な人の本棚や読書用品を垣間見ることができ、読書好きとして愉しい一冊だった。
これを目当てに買ったと言っても過言ではないのが、クラフト・エヴィング商會によるエッセイ「空想の本棚、本棚の空想」。我が家の本棚には〈クラフト・エヴィング商會の本棚〉という一角がある(クラフト・エヴィング商會や吉田篤弘さんの作品のほか、クラフト・エヴィング商會が装幀を手がけた本、篤弘さんが紹介していた本などが並べてある)ぐらいなので、このエッセイは大変魅力的だった。大好きな『おかしな本棚』とも響き合っている文章だと感じ、読み進めながら自然と口元が緩む。〈夏の本棚〉の一例として取り上げられているレイ・ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』を、私は『おかしな本棚』で知ったのだったなと懐かしく思い出す。最近、本棚に関してはもっぱら収納スペースにばかり頭を悩ませていて、〈本棚をつくる〉喜びを忘れかけていたなと気付かされた。本を探していたときの感情までしまっておけるような本棚をつくりたいものだ。
本書を読んで、読書の際に気に入った道具を使うことの愉しみについても振り返ることができた。私が愛用しているのは栞、万年筆とシステム手帳(読書ノートとして使っている)、ブックダーツ(心に残った文章を手帳に抜き書きするための目印に使用)、それから外出時用のブックカバー。欲しいなと考えているのは、BIBLIOPHILICのブックブラシだ。


