ねこすき "殺し屋の営業術" 2026年5月6日

殺し屋の営業術
スピーディでワクワク、アドレナリン出る展開で短時間で読ませる。エンタメ力強い。映画になりそう。 キャラクター造形に多少コミカルさも感じて、アニメっぽいかも~とか途中まで思っていたが、予想外にどんどんダークな方向へ行ったので、なんとも複雑な読後感。 もっとポップな感じだと思っていたし、鳥井自身がそうだったように、なんとかうまくやって、切り抜けて表の世界に戻れるのだろうか、と思っていたが…… 登場人物達も、先に書いたようにコミカルというか、「怖さもありつつ人間味もある」と思わされたが、結局恐ろしさの方が圧倒的に勝っていて、悪は悪だった。「ホントは良い奴かも?」とか悪を薄めるよりむしろ誠実なのかな。 鳥井はノルマ達成できたかもしれないが、どうするの?これから。 「勝つことが最良じゃない」的なことを言われていたけど、本当にそうで、一番目指すべきはこの裏の世界から逃げて抜け出すことに思える。でも鳥井はこの世界でこそ生きる楽しみを見つけられたから、表に戻るくらいならこのまま死んだ方がいいって感じなのか。 間違っても裏世界に入っちゃいけなかった人間を引き入れてしまったね……暗転。という感想で良いのかな。 死ぬ以外抜け出す方法がなさそうなところが、個人的にはホラーより怖い気分になった。
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