
湾岸スキーヤー
@wangan-skier
2026年5月6日

高瀬隼子「虫のいどころ」
職場の人間関係を欠かせたらそのリアリズムで高瀬隼子の右に出る者はいないんやろうな(当方無職、有職経験なし)。自分だけが余計にきをくばっている、働いてる、あいつはサボっているというなかなか人に言えない感覚にフォーカスした、あたらしい小説。小さな生きづらさを逃さず掬い取る高瀬隼子作品にいつも救われる。
中西智佐乃「ディリーサワーメロン味」
少し不思議さのある物語に、中西智佐乃らしさを感じる。セックスができないということは、単にセックスをしたくないということではなく、これまでの人生の累積の結果としてセックスがしたくない/できないという話であるということ、こんなこと人と話せはしないけれど、中西作品がカタルシスへと導いてくれる。