
きらた
@kirata
2026年5月6日
堕天使拷問刑
飛鳥部勝則
読み終わった
主人公のタクマは中学1年生、どうやら美男子の模様
両親の死後1人となったタクマを引き取ったのは縁遠かった母の実家
タクマは、離婚して実家に戻っている母の妹の養子となり、祖母も含めた3人で暮らし始める
田舎過ぎるその土地に戸惑いながらも馴染もうとするタクマだったが──
タクマが引き取られる前に、密室で怪死した祖父
その数年前には、祖父と町長選を争っていた一族の女性3人の斬首事件も起きていた
魔術崇拝者と噂されていた祖父
ツキモノハギと言う独特の因習が残る土地
タクマが引き取られた家は、ツキモノハギを務める一族であり、現在の巫女は叔母であり義母でもある玲
古き因習のある土地に悪魔崇拝の影も入り込み、和洋のオカルトが絶妙に入り混じる
町民も参加する悍ましい儀式
逆さのバベルの塔
様々な要素が混ざり合う作品だが、途中でふと我に返ってこう思う
──私はいったい何を読まされているのだろうか?
しかし本から放たれる熱量に吸い寄せられるように読み進めてしまうのだ
そんな感じで、表紙やタイトルからイメージする印象ど真ん中の書(物理的には鈍器系)
ボーイミーツガールに、古い土地の因習や悪魔崇拝、過去と現在の殺人事件に、バイオレンスや微エロなど
厨二の妄想大爆発とも思える内容で、次から次へと繰り出される要素に、〈あ、これ破綻して終わる話じゃね?〉と感じるも、妄想や夢オチへの逃避を選ばず、きちんと(!?)着地させた事に驚きを隠せない
しかしこれ、ミステリじゃないと思う
青春モダンホラーとでも言うべきか
2000年前後の伝奇ホラー18禁ノベルゲームの雰囲気に通じる感じと言えば、それなりの世代の方には分かると思う←アッ
当惑も戸惑いも可笑しみもトンデモナサもすべてまるっと飲み込んで、読後感はほんのりビター
厚さの割には中高生好みの内容かな?
‥いや、今の若い子よりは、その頃に黒歴史を持っていた人達向けの内容、かも知れない?( ノ ꇴ ˋ͈)
兎も角、はじめての飛鳥部勝則、堪能させていただきました!٩(*´꒳`*)۶

