
アルト
@jako5656
2026年5月7日

遮光 (新潮文庫)
中村文則
読み終わった
『私の消滅』を読んだとき、数日間浮かび上がれなかったので覚悟がいった。
ある意味で、今回の方が突き刺さって長い間抜けそうにない。
そうしないと生きていけないから。
人を不快にさせるから。
悲しさに潰れてしまうから。
「虚言」が生きる術になることもある。
それを重ねて重ねて、どの姿が本当の自分か分からなくなったとしても。
彼女の消失は彼にはもう耐えられなかった。
でも瓶を残したことで、死に対して自分を欺けなくなる。

