

アルト
@jako5656
2026年1月からの記録
- 2026年10月10日
黄昏の岸 暁の天 十二国記小野不由美読み終わったようやく、泰麒が再び蓬莱で「高里」になった(ならざるを得なかった)理由が知れた。 『魔性の子』のとき高里に仇なすやつらをことごとく排除していた汕子と傲濫の様子を、やり過ぎではと思っていたけれど、二体がどんな状況だったのかが分かり辛かった泣 読み終わってから魔性の子のラストシーン見返してみたら、ボロボロになって我を忘れている汕子と傲濫だけど泰麒が自分達を思い出して名前を呼んだら二体も我を取り戻して甘えるような仕草をしていて号泣。 どんなに苦しくても泰麒を護ることだけは忘れずにいたんだね...泣 泰麒大捜索チームかっこよかった! 『魔性の子』では謎に包まれた美女と共に現れる一つ眼の犬のような化け物という美しくもホラー味のある感じだったけど、実は泰麒を救うために危険を顧みない廉麟とそれに慌てる什鈷のペアで可愛かった。 - 2026年10月1日
- 2026年9月29日
図南の翼 十二国記小野不由美読み終わった供王になる前、珠晶が蓬山を目指した旅の物語。 何不自由なく贅沢に育てられたお嬢様が王様になるなんてと思っていたけれど、旅の過程で王に必要な資質を身につけていく。 蝶よ花よと守られていた女の子が、旅の仲間に危害が加わるかもしれないからと恐ろしい妖魔のいる場所に一人で向かうなんて思わないじゃん...。まさに王の器。 常に勝気で飄々としていたように見えていたけれど、最後の「大莫迦者!」で、やっぱりずっと気を張って無理に自分を奮い立たせていたのかなと、年相応な一面を見れたようでホッとした。 犬狼真君の登場シーンで、この人物まさかと思ってはいた。再登場嬉しかった! この世界の時間の感覚を初めて実感した気がする。 - 2026年9月26日
- 2026年9月23日
リバース湊かなえ読み終わったしんどかったーー。さすがの湊かなえ様すぎる。 心が元気なときに読むべき。 大学時代のゼミ室仲間の間でのヒエラルキー。 キラキラした友人に対して卑屈になる主人公。 だけど会話から見ると、主人公が勝手に引け目を感じているだけで、他の仲間達は対等に接してたように思う。本物の陽キャってこんな感じだよね...。自分が陰でしかなかったので、主人公に感情移入してしまってキツかった...。 深く知ることなく亡くなった親友の人となりを調べていく上で積極性もつき、未来を感じるような良い終わりになるかと思ったら。 ラスト、あああぁ...と。そんなのってないよ...。 - 2026年9月21日
夢詣雨宮酔読み終わった続けて民俗学・因習ホラーを読んだ。 『呪われた夢を見た者は死んでしまう』なんて、一見ありふれた題材。どんなストーリーにして読ませるのかと思ったけれど、面白かった。 実際に呪いの夢に感染した者サイドと、身近な人を夢によって亡くした者サイドで展開していく。 信仰や儀式が廃れてしまったけれど、怪異は続いていて...。 神仏を相手にしたなら、人間都合で廃止にしたらいけないでしょう。 男性が呼ばれる必要どこにあったのか? 読み落とした? - 2026年9月19日
裂神加門七海読み終わったしくった。シリーズ物だったのか。 一作目から読みたかった。 三作目とのことだけど、前作未読でもめちゃくちゃ楽しめた。 土着信仰物で、奇祭がテーマで。 面白くないわけがなかった。 人間側がどんなに考えて悪神に対処しようとしても、存在としての圧倒的な力差で見抜かれて招かれる様がゾッとした。 深夜に布団に入り読んでいたのだが、家族皆寝静まってシンとした廊下の方から、チャリンと、何か鈴の音のような高い金属質な音がした。 特に何が落ちた様子もなく。その一度きりだったけれど、鈴の音は厄祓いの効果があると聞く。 物語に没頭した私の恐怖心が寄せた暗いものを、『何か』が祓ってくれたのかも?なんて。 それくらい、ゾクゾクさせてくれる物語だった。 一、ニ作目も買おう。 - 2026年9月17日
- 2026年9月11日
風の万里 黎明の空(下) 十二国記小野不由美読み終わった上下巻読了。 シリーズ刊行順に読み進めているけど、今回が一番読んでいてしんどかった...。 王家の娘として華やかな世界にいたが悪政による謀叛で王である父と母を殺され、里でボロ布を着て虐げられ暮らす祥瓊。 海客であり言葉も通じない中で女中として働きながら女主人に虐められている鈴。 黙って耐えていた彼女たちが思わず自分はこんなに辛いのだと本音を溢したら、周りの方がもっと辛いんだと、それを見ずに自分の不幸ばかり嘆いているのはどうなんだと顔色変えずに淡々と正論捲し立てられる。 そうなんだけどさ〜。そんな強くいられる人ばかりじゃないって〜〜。 私だったら更に腐っていた。祥瓊と鈴は立派。 あんなに悩んでいた陽子の初勅。 家臣達に求められるような威厳ある王にならなければと悩み孤独と重圧に潰れそうになっていた陽子だったけれど、今回出会い一緒に戦った皆のおかげで良い方向に吹っ切れたんだなと思える素敵な初勅だった。 - 2026年9月4日
ウィリアムメイソン・コイル,山本佳世読み終わった古いホラー映画好きな人に読んでほしい。 長くないし登場人物も少ないからサクッと読める。 これまで『アナベル』のように、「呪われた人形」によるポルターガイストで家族に災いが降りかかるホラーを観てきたけど、「AI搭載ロボット」によりAIアシストシステムをハッキングされて、家を使って殺される。時代〜。面白い。 システム化されて新しいんだけど、古い邸宅に妊娠中の妻と外出恐怖症の夫の2人暮らしで屋根裏のラボで秘密裏にロボットを作成してるとか、ロックされて残忍な殺人事件が起きている家の外では、子供たちが無邪気にハロウィンのお菓子をもらい回っているとか、生まれる子供のために用意されたベビールームのファンシーさとか。 明るいようでずっと不穏な雰囲気が全て好み。 殺され方も、スティーブン・キング作品のような残酷な悪夢みたいな感じ。 どんでん返しもハッとなった。 - 2026年9月3日
東の海神 西の滄海 十二国記小野不由美読み終わった尚隆が王になってからまだ二十年の話。 政に適当な王と、側近達の様子が面白い。 まーぁ側近が毒づく毒づく。笑 それを軽く笑ってあしらい、ふわふわと遊びに繰り出す尚隆王。 どう見てもこの国またしても駄目っぽいけど、適当に見えてその実は切れ者で、いざという時ビシッと決める王で以後五百年続く大国になるなんて。尚隆人気なのも納得。 六太と尚隆、更夜と斡由の主従関係の対比が悲しくて切ない。 延王、更夜が「ろくた」と離れずにいられる国にしてくれて本当にありがとう...。 - 2026年8月29日
風の海 迷宮の岸 十二国記小野不由美読み終わった早くも高里の過去話が読めて嬉しい。 泰麒が可愛くて健気で、こんなに慈しんで愛し守ってきた存在が日本で辛い目にあわされたら、そりゃ汕子も傲濫もブチギレですよね、と。 ずっと自信がなく、か弱くて守られていた泰麒が他者を守るためにトウテツを前に引かないシーンは、泰麒の成長は嬉しくも、自分も女仙の一人になったように「頼むから逃げてくれ...!」という思いだった。 「降れ! ーー傲濫!!」痺れた。 景麒の成長?変わり様も微笑ましい。 どうしてまた『高里』に戻るのか、早く知りたい。 - 2026年8月27日
月の影 影の海(下) 十二国記小野不由美読み終わった上下巻読了。 上巻では陽子以外の人間が総じて屑ばかりで辛すぎたので、楽俊が出てきてくれて救われた。 二人の友情には、読んでいて涙腺のゆるむシーンもあり。 それにしても、剣に映る幻が辛すぎる...。 実際の様子だったのか?同級生たち酷すぎる。 スーパー高里送り込んで全員亡き者にしたい。 - 2026年8月25日
魔性の子 十二国記小野不由美読み終わったついに読み始めてしまった。ロングシリーズ。 ぼんやりとした事前情報で、『魔性の子』は一旦置いておいて『月の影 影の海』から読むのが良いらしい...?と見た記憶があり。 迷ったけど、やはり刊行順に。 序章ということでサラリと読もうと思ったのだが、流石は小野不由美先生。どっぷりと物語世界に引き込まれてのめり込むように読んでしまった。 あまりにも人間の道理が通じない怪異も怖いけれど、恐怖に飲み込まれたときの集団心理や人間の怖さの描写がエグい。 シリーズ読み進めたら高里また出てくるかな。 楽しみ! - 2026年8月21日
- 2026年8月18日
ともぐい河﨑秋子読み終わった凄い読書体験をしたな、という感じ。 猟犬が登場した場面から、どうか最後まで死なないでくれと気が気ではなかったが、良かった...。 熊との死闘の場面では読んでいるこちらも知らずに呼吸が浅くなっていたようで、闘いの終わりに大きく息をついて初めて気づいた。 熊爪は勿論、全ての登場人物のキャラクターが立っていたのも良い。医者が凄く好き。 著者の他の作品も読みたい。 - 2026年8月15日
月光ゲーム有栖川有栖読み終わった東京創元社創立70周年記念カバーに惹かれて購入。 有栖川先生の御本は初読かも? 殺人事件の起きるミステリーなんだけど、大学サークルの新勧や他大学の学生同士の交流などもあり、青春ものとしても楽しめた。 謎解きに入る前、読者自身が推理するための時間を設けてくれていたので、ちょっと考えてみるかと本を閉じてみたものの、堪え性がないので1分もしない内に探偵の推理を読み進めてしまった。 その上で、これなら真剣に考えたら解けたかもしれないなーと。我ながらしょうもない。 エピローグのシーンが爽やかで凄く好き。 江神さん良い先輩だなぁ。 - 2026年8月13日
カササギ殺人事件<下>アンソニー・ホロヴィッツ,山田蘭読み終わった英国ミステリーに対する誇りがふんだんに盛り込まれていて、途中本筋よりもそちらの印象が強い気が...。 終盤は主に海外映画でよく見る展開に、言わんこっちゃない主人公〜〜!となる。 作中作と現実サイドの伏線が一気に解明されてスッキリした。 - 2026年8月4日
カササギ殺人事件<下>アンソニー・ホロヴィッツ,山田蘭読み始めた上巻読了時点で長々と続く調査パートに疲れてしまい、同じだけの厚さで下巻ある...もうあと謎解きだけじゃないの...と、のろのろ下巻読み始めたら、 『また上巻頭でトルティーヤチップス食べてた編集者の書評から始まるのか...』 『なんか長くないか?何ページ使うんだ?』 『あ、これ!本編か!!』 となり、俄然面白くなってきたなと。 よく見たら下巻背表紙の紹介文にその旨書いてあったのに。 - 2026年7月29日
日本SFの臨界点 中井紀夫中井紀夫,伴名練読み終わった演奏に一万年もの歳月を必要とする交響曲。 それを八つのオーケストラが交代しながら、二百年間演奏し続けている巨大楽団のお話。 三ヶ月後に迫る難所は、八つのオーケストラが合わさり八百人で演奏する。そのため、パート譜の写譜が全然間に合いそうにない。 悪魔のごとき超絶技巧を必要とするため、ソリストの覚悟が決まらない。 この世に存在しない巨大楽器が登場するため、演奏中の舞台上で楽器を作らねばならない職人などなど...。 無理難題の困りごとに奔走する事務局員が不憫で応援したくなる。 市民楽団所属の身なので、今まで偉大なる作曲家の大先生のドヤ顔が浮かぶような難しいパッセージや腰の痛くなる長曲に何度も頭を抱えてきたけれど、そんな比ではない。一万年かかる。 作曲家は好きに無茶振りできて良いなぁ...。 『殴り合い』と『絶壁』も好みだった。 『世にも奇妙な物語』のシュール回のような感じ。
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