なこ "殺し屋の営業術" 2026年5月6日

なこ
なこ
@nonbibiri75
2026年5月6日
殺し屋の営業術
うひゃー、やべー、怖ぇぇ笑笑。 -------------------- 上の言葉は、聴き終わった瞬間に素で発声してました。一人運転中に、カーオーディオで聞いていたので不審者にはなっていません。セーフ笑。 凄腕営業マンの鳥井が顧客の希望で夜遅くに防犯システムの商談に向かうと、身の危険を感じていたはずの顧客は既に殺し屋の手にかかり亡くなっていました。現場を見てしまった鳥井も始末されかけるのですが、マーダーインクが営業下手で窮地に陥っているのに気づいて自分の営業スキルを売り込みます。…アクロバット過ぎる命乞いです🤣 営業ノルマは2週間で2億円。鳥井と殺人会社は2億円稼いで生き延びられるでしょうか。 この本はホラーではありません。裏社会の話で肉体が痛かったりお亡くなりになったりの描写はそこそこありますけど、あまり激しくはありません。 じゃあ何が怖かったか。 鳥井です。表の世界でも浮いてて裏社会にも染まりきらない空っぽで無味無臭なところが、ストーリーの軽やかさと人間の恐ろしさを演出しています。 (この先、少しネタバレ風味) 事前情報からは、不本意に殺し屋の営業をしているのかなと予想していたのですよ。ところが鳥井は水を得た魚のよう、どんどん生き生きし始めます。…思てたんとちゃう(ついエセ関西人が発動)。 鳥井のこの適応力と鮮やか過ぎる策略の数々と、いつまで経っても営業マンとしての慇懃無礼な穏やかさを纏ったままの態度がいっそ怖い。この本、この世界はとんでもないダークヒーローを誕生させてしまいました。作中では「化け物」と。腹落ちワードです🙂‍↕️ ヒヤヒヤさせる形勢不利を鮮やかにひっくり返していく爽快さよ。そして最後の一文の平坦な凄み😅 読後の大満足感を保証します。 家族への推薦度★★★★★
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