
何かの化石
@kaseki_san
2026年5月7日
死体と話す
バーバラ・ブッチャー,
福井久美子
読み終わった
タイトルからしてそれぞれの事例について記載してあるのだと思っていたら、突然アルコール依存症患者としての著者の半生が語られ始めて驚いた。本を購入した際には気にしていなかったのだが、確かに帯には「アルコール依存症を乗り越えた〜」とある。なるほど、そういうテイストの本なのか。
流石に経験豊富な死体調査官として働いてきただけあって、様々な事例や亡くなられた人々の人間模様が描写されていて勉強になる。
アメリカと日本の法医学制度の違いもよくわかって興味深かった。
ただ、章の初めに一つの事件が描写されたと思ったら昔話が始まり、それが終わったら(時には明確な終了もなく)次の昔話が始まるといったように、話がどんどん入れ子状に展開していき、最初の事件に戻らないことも多い。全体的にややこしい構造の本であった。
また時代が時代だけに許されていた言動もある。今なら炎上ものだろう。