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@351316g
2026年5月7日
コンビニ人間
村田沙耶香
読み終わった
時代は令和。段々と個々の価値観がアップデートされて、他人のプライベートに言及しないのが当然となっても、心の中ではそう簡単にいかない。
私は普通寄りの人間だから、関係性さえ出来たらバイト中は仕事のことよりも個人の話題で盛り上がる方が楽しい。それは無意識に相手を大体同じ枠の中に居るとみなしているからだ。
今は発達障害という便利な言葉があるが、それすらもある種の枠になってしまう。すべての個人を個人として尊重するのって無理なんだろうか。でも出来ればそうしたい。
古倉の気質は良い悪いの二元論で括れるものではない。ただ圧倒的少数派である。
理解の及ばないものを虐げたがる本能は、自分の中にもきっとある。自分とは違う気質をどう受容するのが正解なのだろう。それこそ個人個人と向き合って、慮っていくしかないんだとは思う、口で言うのは簡単だけど。

