
山田三平
@Yamada3P
2026年5月7日

この人の閾
保坂和志
読み終わった
小説と呼べるのかせいぜい50ページ程度の長さで、読んでみたところで会話と情景描写があるぐらいのことで役にも立たないが、そういうものでもあればあったで読んでしまうところがおもしろい。読んでみたら同じような短編が他にいくつかあるのに気がついて「へえー」と思っていると、自分の中の別人格が、
「何?」
と訊いてきた。
「いや、これはそういう小説なのかと思って」
「『そういう』って?」
「だから単なる会話みたいなのがいくつもある小説」
「だから何なのよ?」
「それだけだよ」
「バカみたい。もうちょっと意味のある感想書けないの?」
「いいじゃん。ま、こうして読んでみると、これはこれで一つの小説だね」
と、感想書くのがむずかしいので、本文を盗用して感想っぽくしてみたけれど、そんなことより何よりこんな感じの文章で進んでいくだけなのに夢中で読んでしまい、ワクワクがとまらない今回の保坂和志初体験でした。

