
こばこ
@chek_honda
2026年5月7日
非色
有吉佐和子
読んでる
1962年に出版された小説が、いまに至ってもこんなに面白いとは……。
戦後の混乱期に、進駐軍の黒人男性と結婚・出産しアメリカへ渡る笑子。
読む前は国籍・性別等によって虐げられ、その状況に耐え続ける女性の物語かと思っていたら、笑子は打算的とも思えるほど自らの状況を客観的に判断し、他者の振る舞いや視線を踏まえた上で自分と子どもにとって一番よいと思われる決断をしていく。
差別は差別する者自身の問題である、その差別の芽はもちろん自分にもあると認めながら生きる笑子がこれからどのような選択を重ねていくのか、ページを捲る手が止まらない物語。
移転のため一時閉店中の谷中gururiで購入したものを読み始めた。









