非色
84件の記録
- maki@makimaki2026年5月21日読み終わった読み終わってタイトルの秀逸さに気づく。有吉佐和子バンザイ 主人公の衝動性、、、ひくぐらいのレベル。かなりのやらかしを「迂闊だった」で毎度済ませるところがまたすごい。主人公のエクストリームさにちょっと面食らう。しかしNY編からかえってそのエクストリームさが、先進的な思想を引き出していく。この展開の状況設定、文章力、深みのあるキャラを描き出す力は凄すぎる。途中確実に有吉佐和子さんが主人公に憑依してしまうが・・・。しかし有吉佐和子が憑依したあとの、怒涛の主人公の思想の深化は、小説を超えて哲学書の域に達してる。色んな意味で小説であって、小説に非ズ。これを半世紀以上前にお書きになったとは・・・。衝撃。


- リノン@rinom_chan2026年5月19日読み終わった読み終わり、私はとても笑子だ、と思って、だからこそ笑子は決めてしまって良いのか、と不安になった。彼女の人生も、私の人生も、この先も変わり映えなく続くものだから。
花蝶@hana-choh2026年5月17日読み終わった差別を扱った作品ですが、笑子の強さに元気づけられます。決して暗い話ではなく様々なことに気付かされました。全てのシチュエーションにおいて、人が持つ差別は社会で生きるための愚かな習性である、違った意味での居場所がキーパーソンだと思いました。素晴らしい作品です。





こばこ@chek_honda2026年5月7日読んでる1962年に出版された小説が、いまに至ってもこんなに面白いとは……。 戦後の混乱期に、進駐軍の黒人男性と結婚・出産しアメリカへ渡る笑子。 読む前は国籍・性別等によって虐げられ、その状況に耐え続ける女性の物語かと思っていたら、笑子は打算的とも思えるほど自らの状況を客観的に判断し、他者の振る舞いや視線を踏まえた上で自分と子どもにとって一番よいと思われる決断をしていく。 差別は差別する者自身の問題である、その差別の芽はもちろん自分にもあると認めながら生きる笑子がこれからどのような選択を重ねていくのか、ページを捲る手が止まらない物語。 移転のため一時閉店中の谷中gururiで購入したものを読み始めた。









とき@aktoki2026年4月24日読み終わった戦後黒人兵と結婚しアメリカに渡った女性を通して、人種差別について深く掘り下げられている作品。 当然今とは価値観も倫理観も違うのだが、最近書かれたような客観性を感じた。 人間の弱さ愚かさにうんざりしつつ、自分だって人種で何かを判断したことがないとはとても言えない。 子供の頃からのあらゆる記憶を思い出し、さてこれから人種についてどう向き合えば良いだろうかと考え続けるために必要な本だった。 これを小説として残してくれた有吉佐和子さんに感謝の気持ちが尽きないし、復刊も大変ありがたい。
DN/HP@DN_HP2026年4月22日かつて読んだarchiveとある会話をきっかけに「ほぼニューヨークのハーレムが舞台」だから、と友人が送って下れた一冊。たしかはじめて読んだ有吉佐和子さんの小説だった。3年前の話。 裏表紙の内容紹介を読んだりすると、ちょっと湿ったというか落ち着いた感じを想像してしまうけれど、このタフな女性の葛藤と叛骨の物語は、あつい、といいたい気がしてきた。 本文中でも主人公が自分を揶揄するように女王という言葉が使うシーンがあるけれど、「クイーン」が「クイーン」であるために、あるいは「私」が「私」であるために、社会とそこにある偏見や差別、その構造に自分自身のコントロールを奪われないよう、解決も答えも出ないなかでも悩みながら闘争するように生活していく。そんな話として読んだ。 主人公のキャラクタと同様に語り口もかなりミリタントで、最初は少し戸惑ったけれど、その感じが推進力にもなってめちゃくちゃ読ませるのフロウになっているのも良かった。 「人間は誰でも自分よりなんらかの形で以下のものを設定し、それによって自分をより優れていると思いたいのではないか。それでなければ落着かない、それでなければ生きて行けないのではないか。」 ニューヨークで徴兵された黒人が敗戦国の日本でのみ感じる「平等」と彼との娘に向けられる日本人からの視線と差別。ニューヨークに帰った黒人の置かれた境遇と彼らがプエルトリカンに向ける差別、当時の日本人が「白人」と括ってしまうなかにも存在する「序列」と差別。それらは「戦争花嫁」にも同様に向けられていて。 それらを目撃し体感し、ときに自らも差別をしてしまう側になりながらも、それらに従い続けてコントロールされることを拒み、その度に立ち止まり時に後退しながらも悩み答えを探していく。 そんな彼女の悩む姿をもどかしさと共感を感じながらも読んでいると、「システミック・レイシズム」という言葉と、それと同時に知った気がする「システミックでない人種差別など無い」という言葉も思い出す。 「人種」自体もそうだし、そういった当然と思わせてくるようなシステムに気がつき抗うのは現実には簡単ではないのだけれど、そこでコントロールされず一度立ち止まり考えられる、というこの小説で提示される生き方は圧倒的に「正しい」し、わたしもそう生きたい、と思えるものなのだった。 とても大切なことを改めて教えてくれた、と送ってくれた友人のことも思い出す。 小説の最後の時点で主人公が出す「答え」は、当時でも現在でも正しいかどうかはわからないけれど、希望はあると感じた。物語も状況も解決してはいないなかでの答えは、そのあとに捨てざる得ないことになるかもしれないけれど、それでも確実に前に進もうとする、より良く生きたい、という姿勢がもつ希望。思っていたよりもずっとポジティブな気持ちで読み終えて、また大切な選択肢もゲット出来たような気がした。 この小説は「内面から描いた」と言ってもやはり「外」からみて書かれたものだと思えるのだけど、その視点だからこそそこにあるシステムをよりよく見ることが出来る、というような面もある気がする。








ほりとも@tomokobeck2026年4月13日読み終わった人種問題でいわれる、肌の色が問題なのではない。この言葉は本当なのか考えさせられた。黒人の夫を持ち、戦争花嫁と揶揄される主人公の物語をドキドキしながら一気読みした。情景や人の感情の表現が読者に直接伝わる。有吉佐和子さんの他の本も読みたくなった。




- yurie@yurix07162026年3月23日読みたいよねさんの姉の恋人 アンソンさんが「無理なんです、彼女をアメリカに連れて帰るのは。自分の立場では何もできない、私も虐げられている側だ」と語っていましたが、これはもし連れて帰ったらなにが起こっていたかを描いた物語。
いち@INTJ_GEMINI2026年3月22日読み終わった有吉佐和子の『非色』、今の時代にこそ刺さりすぎる。 「人間が生きていることを最低のところで支えているものは何か」 戦後、ニューヨークへ渡った主人公が見たのは、人種、経済、宗教……ありとあらゆるモノサシで「自分より下」を探し、安堵する人々の姿。正直、滑稽。でも、今の私たちも同じじゃないかな。学歴、年収、ルッキズム、結婚してるか、子が居るか。 属性を比べて「あの人よりマシ」と思っているうちは、本当の誇りなんて持てない。それは他人の土俵で自分を否定しているのと同じだから。 自分をラジカルなまでに受け入れる 泥の中でも、どんな属性の中にいても、「これが私だ」と自分を抱きしめる。その覚悟だけが、分断の壁をぶち破る唯一の武器になる。薄っぺらいプライドを捨てた先にしか、本当の自由はない。


私は歌う@maro-04112026年3月14日読み終わった@ BOOK’N BOOTH ブッキンブースこの話が書かれたのは1964年 60年以上たっている今でも古く感じられないこと それが喜ばしいことであるとは思えない 人が自分自身をidentifyする要因はなんなんだろうか 性格、生まれた環境、育った土地、関わった人々、それらに根を張って芽吹いてきたものとは

彩@aya_toto2026年3月7日読み終わった日本で黒人軍人と結婚し、戦争花嫁としてニューヨークに渡った主人公。 そのニューヨーク行きの貨物船で知り合った同じ戦争花嫁たち。 主人公と同じくニグロと結婚したもの、イタリア系アメリカ人と結婚したもの、プエルトリコ人と結婚したもの、 その中でも、人種の序列があり、階級があり、差別がある。 白人はニグロを、ニグロはプエルトリコ人を差別し、白人の若いメイドは、雇い主の教授であるユダヤ人を差別する。 至る所に差別があって、それは肌の色だけでは決まらない。 特に同じ肌の色を持つもの同士が、差別する描写は現実的でなかなか辛かった。 書き手のテーマはとてもはっきりしているのに、そこに優劣や良し悪しをつけるのではなく、ここに差別がある、という客観的で突き放した描き方がドライでよかった。



りな@yuiquartz2026年2月22日読み終わった2月はアメリカの黒人歴史月間。 アンリ・マティスの「ジャズ」の一作、「イカロス」の絵を表紙にしたのがいい! 読み応えのある作品で面白かった。 初めての有吉佐和子作品で人種差別がテーマで読了できるかしらって不安が大きかったのですが… 知識がなく知らない事が多かったから、知りながら読み進めることが面白かったのかなぁ。 人種差別の根本について、時代の古臭さがない。 今でも通じるまさに真理だと思います。 日本人差別の要素も含まれていたら、しんどくて人種差別の根本を改めて考えにくかったかもしれない。 4人の日本人妻、それぞれの「強さ」があるのが良いなぁ。 笑子、自分じゃ小心者というけど、案外強い女だよって本人に言いたい(笑)






ねるねるねるね@yomi_neru2026年1月6日気になる自分が優越感に浸りたいがために差別するみたいな話と聞いた。 自分と他者を比較する時にどうしても二項対立になってしまいがちだけど、実際はそんなことない。グラデーションがあってその範囲で自分は何処にいるのかを測るべきなのに、分かりやすい構造に陥る自分がちょっと嫌で、その解決先を求めに読んでみたい。

d@dsan2025年11月28日気になる読み終わった借りてきた2026/04/30(木) 読了 2026/01/28(水) 読み始め TBS CROSS DIGで紹介 人種差別をテーマにした重い話だった。 問題は肌の色ではなく、階級闘争。 日本の江戸時代にも通じる話。 人間は誰でも自分より何らかの形で下だと設定をしないと生きていけない生き物なのか。 SNSを見てもそういうところがあるように思う。 麗子さん、なぜ。

noko@nokonoko2025年11月18日読み終わった借りてきた1964年に上梓された作品の再文庫化。 笑子は単純だけどまっすぐ深く考える。 生きる力ってそういう力かなと思った。 有吉佐和子は古いけど新しい。関西弁の竹子のキャラも立ってる笑



もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月7日読みたい友だちがこの表紙のポストカード(アンリ・マティス)に本のオススメを書いて郵便で送ってくれたのがすごくうれしかったのと、ドンピシャで興味のある内容だったので読みたい!










久保みのり|書店よむにわ@kubomisan2025年8月14日読んでる金持は貧乏人を軽んじ、頭のいいものは悪い人間を馬鹿にし、逼塞して暮す人は昔の系図を展げて世間の成上りを罵倒する。要領の悪い男は才子を薄っぺらだと言い、美人は不器量ものを憐れみ、インテリは学歴のないものを軽蔑する。人間は誰でも自分よりなんらかの形で以下のものを設定し、それによって自分をより優れていると思いたいのではないか。それでなければ落着かない、それでなければ生きて行けないのではないか。(p.325) ぐりぐり抉られる。「差別反対」と言うのは簡単だが、私はほんとうに誰のことも差別していないのか。差別とはそもそも何か。優劣を気にすること、そもそもが差別の入り口なのではないか。人と人のあいだに生きていたら、どうしても比べてしまう。羨ましい、悔しい、あるいは優越……? くらくらする。30代前半でこの小説を書いた有吉佐和子さん、どんな人生を送ってきたのだろう。名作。


( ˘ω˘ )@nnn2025年1月19日いわゆる「戦争花嫁」として戦後アメリカに渡った日本人女性の激動の日々。これが60年前の作品で、しかもこれを書いた頃の有吉さんは30代前半なのだ。いろいろすごすぎ。差別の根底にあるものは何か、普遍的な問いを突き詰めた名作だと思う。
keikos24@keikos241900年1月1日読み終わったニューヨークが好きなら読むべし と私は思います。いや、今を生きる人間なら読むべし かも。 日本人が移民として生きること。そしてその時代性。






























































