非色
30件の記録
noko@nokonoko2025年11月18日読み終わった借りてきた1964年に上梓された作品の再文庫化。 笑子は単純だけどまっすぐ深く考える。 生きる力ってそういう力かなと思った。 有吉佐和子は古いけど新しい。関西弁の竹子のキャラも立ってる笑


もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月7日読みたい友だちがこの表紙のポストカード(アンリ・マティス)に本のオススメを書いて郵便で送ってくれたのがすごくうれしかったのと、ドンピシャで興味のある内容だったので読みたい!










久保みのり|書店よむにわ@kubomisan2025年8月14日読んでる金持は貧乏人を軽んじ、頭のいいものは悪い人間を馬鹿にし、逼塞して暮す人は昔の系図を展げて世間の成上りを罵倒する。要領の悪い男は才子を薄っぺらだと言い、美人は不器量ものを憐れみ、インテリは学歴のないものを軽蔑する。人間は誰でも自分よりなんらかの形で以下のものを設定し、それによって自分をより優れていると思いたいのではないか。それでなければ落着かない、それでなければ生きて行けないのではないか。(p.325) ぐりぐり抉られる。「差別反対」と言うのは簡単だが、私はほんとうに誰のことも差別していないのか。差別とはそもそも何か。優劣を気にすること、そもそもが差別の入り口なのではないか。人と人のあいだに生きていたら、どうしても比べてしまう。羨ましい、悔しい、あるいは優越……? くらくらする。30代前半でこの小説を書いた有吉佐和子さん、どんな人生を送ってきたのだろう。名作。


( ˘ω˘ )@nnn2025年1月19日いわゆる「戦争花嫁」として戦後アメリカに渡った日本人女性の激動の日々。これが60年前の作品で、しかもこれを書いた頃の有吉さんは30代前半なのだ。いろいろすごすぎ。差別の根底にあるものは何か、普遍的な問いを突き詰めた名作だと思う。






























