
へみんぐ
@sakamotodiary
2026年5月7日
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・キンドレッド・ディック,
フィリップ・K・ディック,
土井宏明,
浅倉久志
読み終わった
audible
もはや本物の人間との区別すら難しい精巧な人型アンドロイドの存在が人間とは何かを再定義させられる。
本作には絶妙に色々な立場のキャラクターが登場していて人とアンドロイドの価値観を様々な視点から考えさせられるなと思いました。
アンドロイドの中でもより人間に近しいものや逆にアンドロイドっぽい人間もおり、特にバウンティハンターのフィルレッシュの無情さは私自身、すっかりアンドロイドかと思い込んでました。
人間とアンドロイドとの差について本作では主に共感力を利用して見極めていきますが、人は無生物、例えばぬいぐるみやアニメのキャラクターにだって愛着が湧くし共感してしまう生き物ですよね。なのでリックがだんだんとアンドロイドに共感してしまうのは自然のように感じられました。
結局のところ人間とアンドロイド、あるいは生物と電気動物との違いは本作においては死という概念があるか、すなわち死に対する恐怖心がどれほどあるのかという所かなと思いました。アンドロイドが死について受け入れるの早すぎ…
もはやそこまで技術が進むと本物か偽物かなんて関係なく人間、アンドロイドとそれぞれの存在そのものを尊重して共存していくのがあるべき姿なのではないでしょうか。
ちなみにムードオルガンとか共感ボックスとか創作物が特に説明も無しに当たり前のように使われるのでaudibleで聴いていると時々まるで意味が入ってこなくなりました…何回聴き直したことか…本で読んだ方がいいかもですね。朗読には朗読の良さもありますが。。。



