mori. "BUTTER" 2026年5月4日

BUTTER
BUTTER
柚木麻子
濃厚な人間関係と飯テロが印象的な作品。 取材対象の梶井は異常なまでの自己肯定感を持ち、 ある種のカリスマ性で主人公を魅了した。 一方で、取材していく中で梶井はイタイ女子中学生のようだったり、婚活相手以外には友達はおらず孤独だったりと主観と客観で印象が変わるのが面白かった。 現代社会の生きづらさに対してどう折り合いをつけて幸せになるかを考えさせられた。 梶井のように内向きに貪欲に生きる方法もあれば、 最後の主人公のように自分の適量を知り、 助け合える人間関係のなかで生きていく方法もあり、 それぞれが別解のようで良かった。
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