ビスケットアパート "監獄の誕生〈新装版〉" 2025年3月19日

監獄の誕生〈新装版〉
監獄の誕生〈新装版〉
ミシェル・フーコー,
田村俶
『監獄の誕生』読書会、64頁から72頁まで。 祭式は犯罪によって失墜された君主(法)の権力を復活させるためのものだから公開される必要があって、観客としての民衆が身体刑の中心人物になる。←おもしろい!民衆は、見せしめや恐怖を与えられる不自由な観客と、真実を求め祭式をジャッジする自由な観客の二重性をもつ。犯罪と犯罪を再現する身体刑はどちらも残忍だったのに、理性vs野蛮さとして語る近代的視線は確かに無理矢理な読みだと思う。
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