監獄の誕生〈新装版〉

監獄の誕生〈新装版〉
監獄の誕生〈新装版〉
ミシェル・フーコー
田村俶
新潮社
2020年4月24日
10件の記録
  • 『監獄の誕生』読書会、103頁から108頁まで。 尺度としての≪人間性≫ 軽減したいのは、罪人の苦痛ではなく裁判官や市民側の苦痛?
  • 『監獄の誕生』読書会、97頁から103頁まで。 100頁をすぎた!かつて黙認されていた権利をめぐる違法行為は、所有権に新しい地位が与えられると、財産に関する違法行為にかわってしまった。黙認されなくなっていく違法行為
  • DMK
    DMK
    @DMK_penguin
    2025年5月5日
    今週からフーコー読書会が始まったので、それに合わせて『監獄の誕生』も読み始めた。  現在読んだのは訳者解説と第1章の途中まで。重田先生のフーコーファンブックの紹介にあった通り、1章冒頭数ページはひたすら酷い身体刑の描写が続いて嫌な気持ちになった。でもフーコーは別にグロ好きではなく、あくまで身体刑に馴染みのない読み手にそれがどんなものであったか印象づけるために細かく描写してるんだよな、と思うことで耐えた。  フーコーが色々例え話や過去の議論を引っ張って分かりやすく説明しようとすればするほど現代日本で育った私は意味が分からなくなってゆくので、とりあえず一読目は大まかな筋を掴むつもりで読もうと思う。
  • 『監獄の誕生』読書会、95頁から97頁まで。 黙認される違法行為。かつて違法行為は各社階層の生活に必要だった。
  • 『監獄の誕生』読書会、90頁から95頁まで。 非行の増加と権力の機能不全から経済的に処罰がうまくいかなくなったことによって、より良い処罰が求められるようになったのに、<<人間性>>による改革がでっちあげられた。
  • 『監獄の誕生』読書会、72頁から80頁まで。 [君主側]権力を示したい⇔[民衆]正当にジャッジしたい(祭式の両義性) [君主側]見せしめ⇔[民衆]英雄化・聖人化(流布される記録の両義性) 身体からも祭式に関わっていた物や人たちからも遠ざかっていく犯罪文学……!通俗化の果てには?
  • 『監獄の誕生』読書会、64頁から72頁まで。 祭式は犯罪によって失墜された君主(法)の権力を復活させるためのものだから公開される必要があって、観客としての民衆が身体刑の中心人物になる。←おもしろい!民衆は、見せしめや恐怖を与えられる不自由な観客と、真実を求め祭式をジャッジする自由な観客の二重性をもつ。犯罪と犯罪を再現する身体刑はどちらも残忍だったのに、理性vs野蛮さとして語る近代的視線は確かに無理矢理な読みだと思う。
  • YujiANDO
    YujiANDO
    @yujiando
    2025年3月11日
  • 炭酸珈琲
    @readsmash
    2025年3月10日
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