
汐見
@siomi250927
2026年5月8日
錦繍
宮本輝
読み終わった
蔵王で10年ぶりに偶然再会した元夫婦の、書簡集形式の物語。
当時言えなかったこと、訊けなかったことを文字に書き送りあう内に、互いの現在の人生も見つめ直していく。
日にちを空けて送られる手紙を読みながら、二人の道がまた交わるのかそれとも離れるのか、行く末が気になって旅行中時間の空く度に手に取り読んだ。
女性が精神的に強くて眩しい。最後の手紙にすごくグッと来た。この先の幸福を願わずにはいられない人物像。
宮本輝さんの小説は名脇役がよく出てくるように感じる。モーツァルトしか流さない喫茶店の店主夫婦、彼らと交わされる会話、とても良かった。つい39番を流しながら読むなど。





