錦繍
99件の記録
- サンタマン@santaman2026年5月10日読み終わった文章が上手いからどんどん話が入ってくるし、著者の別の作品である『春の夢』は十本の指に入るほど好きなんだけど、本作は正直古臭い感じがした。 「生きていることと、死んでいることは、もしかしたら同じことかも知れへん」というセリフがこの物語のテーマであるはずなのに、生きることが素晴らしいという前提のもと道徳倫理を持ち出して話を進めるのは、昔ならではの価値観でご都合主義な感じがする。 生と死は同じとしている以上、両者をフラットにした上で話を進めて、生きることを選ぶのかどうかを見たかった。 生を肯定するという点では、釘で柱に打ち付けられたトカゲに主人公は嫌悪感を抱いていたが、段々と自分を重ねることで生きることを選んでいくという『春の夢』の方が納得できた。



汐見@siomi2509272026年5月8日読み終わった蔵王で10年ぶりに偶然再会した元夫婦の、書簡集形式の物語。 当時言えなかったこと、訊けなかったことを文字に書き送りあう内に、互いの現在の人生も見つめ直していく。 日にちを空けて送られる手紙を読みながら、二人の道がまた交わるのかそれとも離れるのか、行く末が気になって旅行中時間の空く度に手に取り読んだ。 女性が精神的に強くて眩しい。最後の手紙にすごくグッと来た。この先の幸福を願わずにはいられない人物像。 宮本輝さんの小説は名脇役がよく出てくるように感じる。モーツァルトしか流さない喫茶店の店主夫婦、彼らと交わされる会話、とても良かった。つい39番を流しながら読むなど。





紺@hatopoppo2026年4月4日読み終わった読み返したい過去が重なり〈いま〉を生きることで未来につながる。はじめは沈痛な手紙のやり取りだったのが、やがて力強さ、たくましさを帯びるようになる。 それを受けて、自分も地に足をつけて一歩ずつ歩んでいかなければと粛々と感じる小説だった。 いつかまた読み返したい。

- みき@reads-miki2026年2月23日読み終わった面白かった!ぎりぎりリアルでもありえそうな不幸が続いて、読むことでいろんな人生を経験できるなんて、小説ってすごいと改めて思った。宇宙のからくり、生命の不思議はよく分からなかったけど、数々の不幸は、たとえ乗り越えなくても二人を強くしたのかもしれない。
りんばんち@Blau1357920032026年1月5日読み終わった手紙 生きる上で死は重い 手紙が生きる希望になっていたのだとすれば、手紙のやり取りを継続することは、生命を継続すると言うことでもあり、生命を継続すると言うことは生活すると言うことである。 文章にして伝えられるものがございます。
Rie@rie_books2025年12月13日買った読み終わった石田ゆりこさん投稿を拝読して思わず。 本屋さんで新潮文庫の棚を探していたら残念ながらなくて、アプリだと在庫“あり”出るのに。それに気づいてくださった(私の隣で品出しされていた)店員さんが私に声をかけてくれた。下の引き出しに仕舞われていた、錦繍を手渡ししてくれた。読む前から印象に残る出来事まであった。あっという間に読了。余韻が続いてる。人は過去と今を紡ぎ直し、また未来へ歩いていく。








にわか読書家@niwakadokushoka2025年11月3日読み終わった@ コモエス今泉買ったばかりだが、読婦の友の紹介が気になり過ぎて合間で読み切った。 私が生まれる前に刊行されたものなのに古さを感じない。 往復書簡で綴られる物語は圧巻。全然ハッピーエンドじゃないけど絶妙に悲しくない後味。

ピーナッツクリーム@pi-08312025年10月7日読み終わった写し鏡のような二人。自己と向き合い、今とこれからに目を向けるのに十年という歳月が必要だった。 美しく感傷的なやり取りで語られているけれど、発端は男の浮気。ちょっと浸りきれなかったな。
ne3ui@o-akubi2024年8月19日読み終わった2024年のベストに挙げた1冊 始まり方がもう好き。亜紀と靖明、2人の書く文章は胸の詰まるような美しさがあり(同じ作家さんが書いてるからそれはそうなのだけど)、限りある期間であったとしてもこの文通を難なくこなす2人はやはりかつて間違いなく愛し合ったのだろうと思った。靖明さんは少しクズ感があり現代で言うメンヘラ製造機のような気が終始したけど、「あなたは魅力的な女性でした」なんて書かれた文章で部外者の私もウッと心を掴まれてしまう。2人が再会したのもきっと、導かれるような運命だったのだろう。


ヨヌ연우@yonuyeonu1900年1月1日買った読み終わった学び!感想読書日記純文学らへんで一番好きなんじゃないかな。錦繍って、本のタイトルまでお洒落だわ。 偶々だけど秋に読んで、手紙のやりとりで読みやすかった。紡いでいくこと。













































































