
数奇
@suuqi
2026年5月9日

鏡の中は日曜日 (講談社文庫)
殊能将之
読み終わった
石動シリーズ3作目。複数の視点、時間が交差するストーリーテリングでとても読ませる内容。驚きの展開が何度も起こり、序盤からずっとワクワクさせてくれる、とても質の高いミステリだった。ただ、事件の真相についてはちょっと納得しがたいものもあり、前作『黒い仏』で後期クイーン的問題を描いたのに自分でその問題をやってしまってない……?と思ったりした。また、ミスリードがただ読者を驚かせるためだけのものに感じられてしまい、もう少し冒頭の視点が掘り下げられるなどがあると良かったようにも思うが、しかし作者のユーモア溢れるアイデア力が光る作品で、読んでいてとても楽しかった。





