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数奇
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@suuqi
海外文学 / SF
  • 2025年8月20日
    カニムシ
    カニムシ
    電車で向かい側に座っていたおねーさんが読んでいてとても気になる……なんだこの生き物は……
  • 2025年8月17日
    密やかな結晶 新装版
    小川洋子好きなのに読んだことがないので読みたい
  • 2025年8月15日
    ゲームの王国 下
    面白すぎて夢中で読み終えた。上巻の時点で面白かったが、下巻からはそこから想像もつかないような展開をしていき、一体どんな頭をしていたらこんな小説が書けるんだと、その発想力に震えた。あとがきで筆者が述べているように、プロになる前に書きたいことをただ書いたというこの小説は確かに荒削りな部分もあり、消化不良な人物やエピソードもあるのだが、それが気にならないほどの熱量に満ちている。凄すぎる作品。あとがきも素晴らしくて作者のファンになってしまったので、他の作品も読まなければいけない。
  • 2025年8月15日
    最後の挨拶 His Last Bow
    弘前市が舞台の作品ということで弘前のれんが倉庫美術館に展示があって、気になる作品。シャーロック・ホームズの翻訳者を父に持つ主人公のお話という内容も興味深い。
  • 2025年8月12日
    たえまない光の足し算
    『ビューティフルからビューティフルへ』とはまた違う作風と文体に驚き、作者のワールドがより深化していると実感した。しかしその世界観に自分は最後までついて行くことができず、突き放された感覚を拭えなかったのは残念。特に軟派師・弘愛という人物をめぐるくだりは全く好きになれなかった。展開や台詞のひとつひとつが作者の中だけで完結しているようで全く納得感が得られず、それゆえに唯一無二の寓話的世界観を確立できているとも思うのだけれど、自分には合わなかった。
    たえまない光の足し算
  • 2025年8月11日
    ゲームの王国 上
    カンボジアのポル=ポト政権による革命や独裁、虐殺を題材として描く小説で難しい内容であるものの、個性的で尖ったキャラクターたちやぶっ飛んだ設定、時折ユーモアを感じる語り口でスラスラと読めてしまう。命が理不尽に奪われていくシリアスさに対して、登場人物たちの奇天烈なユーモアが描かれるのは、深刻な史実を面白くファンタジー化されているようにも感じてしまい、どう受け取って良いのか戸惑う部分もある。しかしそのおかげでページを捲る手を止められないのも事実で夢中で読んでしまう。下巻からはさらにSF的展開になるとのことで続きが気になる。
  • 2025年8月8日
    まぼろしの小さい犬
    まぼろしの小さい犬
    これも小川洋子さんと千早茜さんの対談で紹介された本で気になる。想像上の犬を飼う話というだけで気になるし、映画『ビューティフルマインド』を引き合いに紹介されていてこれは読まなければと思っている
  • 2025年8月7日
    雷と走る
    雷と走る
    文藝で小川洋子さんと千早茜さんの対談を読んで気になった。動物に対する生殺与奪のテーマが描かれているというのも気になる
  • 2025年8月4日
    踊れ、愛より痛いほうへ
    雑誌掲載を読んだので正確にはこの本を読んだわけでは無いのだけれど記録として。素晴らしかった。個人的にもかなりブッ刺さる小説で、これが芥川賞の受賞を逃したことを残念に思う。情動的で勢いのある文体に好みは分かれるかもしれないけれど、「名前をつけられない感情」を表現するための必然的な文体だと思うし、文体を含めて作品の「強さ」を感じる。「怒る」でも「泣く」でもない感情を「割れる」と表現して、主人公・アンノの幼少期から成人までの「割れる」人生を描く。どうしてこんな繊細な感覚を捉えて、言葉にして、物語にできるのか。夢中になって一気読みした。
  • 2025年8月3日
    トラジェクトリー
    トラジェクトリー
    アメリカ出身で英語指導助手として日本に来た経歴を持つ著者ならではの視点で描かれた、ネイティヴの英会話教師を主人公とした話。使う言語によって人の印象が変わる感覚を鋭く描写した物語で、文体も内容もとても好みだったのだが、読み終えた瞬間「えっ、これで終わりなんだ」と思ってしまい、物足りなさを少し感じた。合わせて収録された『汽水』も主人公の境遇やテーマがほぼ表題作と同じで少し退屈に思えた。日本に住む外国人の、居場所を感じられない空虚感はとても良く捉えられていて、この作者にしか描けない独特の感覚はとても興味深く考えさせられる内容だった。
  • 2025年8月2日
    遠い山なみの光〔新版〕
    遠い山なみの光〔新版〕
    以前読んだことがあるのだが難しくてあまり良さを理解できず、新版で三宅香帆さんがわかりやすく解説を書いているらしいので改めて読みたい
  • 2025年8月1日
    ババヤガの夜
    短いのであっという間に読了。過激な暴力描写と痛快な物語が売りのエンタメ小説なのかな?と思いながら読んでいると後半にしっかり読者を驚かせる展開があり、ミステリーとして賞を取っていることに納得する。しかし、残念ながら個人的にはそこまでハマらず、正直なところ面白さをあまり理解できなかった。ミステリーとしての仕掛けよりは痛快なストーリーが評価されているのだと思うが、物語に対してもそこまで新鮮な感動は得られず……。女性が強く生きていく物語としての展開・結末は好きだった。
  • 2025年7月31日
    ババヤガの夜
    職場の本好きなおにーさんが貸してくれた。
  • 2025年7月31日
    ネット怪談の民俗学
    インターネットの進化に合わせてネット怪談がどのように変化していったかが体系的に解説されていてとても面白かった。インターネット老人である自分としては「懐かしいなあ」という気持ちでも単純に楽しめるし、海外ミームなどの知らない情報に関しても「そんなことがあったんだ……」と興味深く読むことができた。全く知識がない人でも楽しめると思うが、逆にとても詳しい人からすると目新しさはないのかもしれない。読みやすいのでサクッと読めるが、ネットの発展によって怪談からナラティブが欠落していくという視点はかなり鋭く、興味深い。
  • 2025年7月25日
    ナイフ投げ師
    ナイフ投げ師
    文庫化している!!!大好きな本なので欲しい。柴田元幸先生の翻訳がとても美しくて好き。
  • 2025年7月24日
    複眼人 (角川文庫)
    複眼人 (角川文庫)
    難解な作品だった。ワヨワヨ島という架空の島の民族的風習の設定が非常に面白く、次男はその島から出なければいけないという理由で海へ旅立ったアトレという少年が、海に面した台湾の街に辿り着く。環境問題を強くテーマとして押し出しつつ、マジックリアリズム的な描写によりとても不思議な読書体験を与えてくれる。映像的な描写もとても美しく、脳内に不思議な世界を広げてくれる。要素が多く難解で理解しきれない部分も多いがとても印象に残る一冊だった。
  • 2025年7月17日
    ブレイクショットの軌跡
    車種名としての「ブレイクショット」とビリヤードの用語をかけたタイトルで、ビリヤードにおけるブレイクショットのような物語の波及をとても緻密に構成した内容は素晴らしかった。社会における搾取的構造の中で、いかに「善良でいられるか」を問う内容で、とてもリアルに描かれる裏社会の実情には読むのを止められなくなるほど夢中になったが、一方で中盤くらいからやや冗長さも感じた。大きく風呂敷を広げた物語に対し、結末は急に綺麗にまとめようとしてきたと感じてしまい、物語の長尺さに対して期待したほどのカタルシスは得られなかったように思う。しかし作品のテーマや緻密な構成、読み応えなど全体的にはかなり良い作品で、それらをXという想像力を欠いたSNSへの痛烈な批判に繋げる内容はよくぞ描いてくれたと感心した。
  • 2025年7月9日
    神の子どもたちはみな踊る
    最近ドラマ化されていたことを全然知らずに、15年ぶりくらいの再読。村上春樹は「世の中の間違った場所にあるものを正しい場所に収め直す」ということを求めて書き続けている作家だと改めて感じたし、この本のテーマとなっている震災がまさに村上春樹のその作品性を決定づけた出来事だったのだと実感する。掴みどころはないが印象深い話が多い。『かえるくん、東京を救う』のインパクトはもちろん、『アイロンのある風景』は初読時にも素晴らしいと感じたが改めてとても沁みた。本当に美しい短編だと思う。また、全く覚えていなかった『タイランド』も今回改めて読んでとても良かった。
  • 2025年7月7日
    すべてがFになる
    トリックや真相については置いてけぼりを食らってしまい、正直かなり無理があるようにも感じて納得できていないのだけれど、展開やキャラクター、テーマは好みで楽しく読むことができた。96年の作品だけれど、「現実とは?」という命題や、テクノロジーに対する考え方などは現代でこそ共感できるようにも思える。犀川や真賀田四季の視点にはこの令和の時代にすらハッとさせられてしまった。考えさせられる文章も多く、他シリーズも機会があれば読んでみたいと思った。
    すべてがFになる
  • 2025年7月1日
    すべてがFになる
    読み始めました。先に『女王の百年密室』を読んでいたのでと序盤から「おっ」となる要素が出てくる。楽しみ。
    すべてがFになる
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