コー
@koobs-books
2026年5月9日
伊豆の踊子
川端康成
読み終わった
『温泉宿』、『抒情歌』、『禽獣』も詠んだ。
『抒情歌』難しすぎるw
解説で三島由紀夫が、川端康成のすべての作品に通ずるものがあると言ってたけど、あんまりわからなかった…何度か読み直さないと理解できなそう。
一人のモノローグで語りで一編通してるのは初めて読んだ。力量の凄さは感じた。
あと、最初にラストと同じ時系列話を入れるスタイルは好き。
『温泉宿』は、最初の描写がきれいで純朴だけど、艶めかしい感じがして好きだった。
所々の描写とか比喩はすごくいい。
話は難しい…何人もの人物を順番に描写していく感じ。群像劇の原点的な感じなのかな?
でも、きれいで純粋な女の子たちが、みんな最後は悲劇的な最後を迎える感じは、ほかの作品とも共通してるかも…って思った。
『禽獣』は、一番読みやすかった。
一番好きかもしれない。
ペットが死んでいく、死なせてしまう話だった。男が主人公だったからかもしれないけど、無感情で冷たい主人公。ペットに愛情を持ってるけど、飽きやすい。女に対する扱いの比喩として見ると、感慨深い。
愛情の強欲さ、惰性で世話をしているだけなのではという疑問的なものもリアルだった。川端康成の愛着についての悩みというか苦しみも少し感じるし共感もできる。
そういう男が処女を奪うという残酷な世界を描写しているのかもしれない。
きれいなもの、可愛いもの、幽玄なものが退廃していったり、壊れていったりする話が川端康成の特徴かもって思った。
解説にもあったけど、処女性がキーワードかも。処女が失われる残酷さのようなものがあるからこその処女の尊さ、みたいな?
どの作品も処女の描写が美しい。美しく処女を描くのに力をすごく入れてる感じがする。
それと対比するように、大人の女は荒々しく、野性味があるように書かれてるし。
なんか川端康成すきかもしれない。
