
まろ
@maro
2026年5月9日

名前のないカフェ (新潮クレスト・ブックス)
ローベルト・ゼーターラー,
浅井晶子
読み終わった
図書館本
戦後のウィーンにあるカフェを舞台に、そこに生きる人々の人生を切り取った群像劇。
大きなことが起きるわけでも、明確な救いがあるわけでもないが、それでも日々は続いていく。
戦後様々なものが目まぐるしく変わっていく中で、それを眩しく感じ、戸惑いを覚えながらも、それでも確かに彼らはそこで生きていたんだということを淡々と描いている。
冬の早朝、曇ったガラス越しに見た太陽のような、明るいけどぼんやりしているような雰囲気で、この本は冬に読めばよかったなーと思う。
随所に差し込まれる、常連のご婦人2人の会話が好き。


