
碧衣
@aoi-honmimi
2026年5月8日
巨匠とマルガリータ
ミハイル・A・ブルガーコフ,
水野忠夫
読み終わった
イエスの存在を否定した男は魔術師の予言通りに首を撥ねられる。
モスクワ各地で起こる怪事件と、次々と精神病院に送られる人々。
その混乱の中で自身の才能を潰され、死んだように生きる巨匠と彼を愛する女。悪魔に魂を売るほどの女の愛はモスクワ中を巻き込み、やがて二千年の物語の結末へと向かう。
とにかく話はめちゃくちゃだし、ロシア人の名前は覚えづらいのに続きが気になって読み進めてしまった。
「キリストを賛美する作家」として文壇から糾弾された巨匠と、旧ソ連公認の文学史から抹殺された作者。
神ではなく悪魔による救済と文学による社会への報復。作者の経歴を知れば、その凄みを感じられる。
